映画と共に爆発的ヒットとなったレイパーカーJrの代表曲『ゴーストバスターズ(Ghostbusters )』を聴いているとどうしても思い出してしまう曲がある。
それは、日本でもCMソングで起用されたMの代表曲である『ポップ・ミューヂック(Pop Muzik)』だ。
パクリ度★★★★
そしてこの2曲に加えてもう1曲似ている曲があり、それはヒューイ・ルイスのヒット曲『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)』だ。
アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグとゴーストバスターズ
元々『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)』を映画ゴーストバスターズの主題歌に使いたかった製作側が、ヒューイ・ルイスに楽曲の提供を依頼したが断られてしまった。
そこでレイ・パーカーJrに作曲を依頼して新たに生まれたのが、約半年後にリリースされた『ゴースト・バスターズ(Ghostbusters )』という曲だった。
この曲は、全米NO1を始め世界中でヒットしてレイ・パーカーJrのキャリアで最大のヒット曲であり代表曲になっている。
もし、ヒューイ・ルイスがサントラへの楽曲提供を断らなかったら、『ゴーストバスターズ』って曲自体が無かったのだからわからないものだ。
レイ・パーカーJrとすれば『ゴースト・バスターズ』を作曲する際に製作会社側から『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』みたいな曲にしてくれと依頼されていたので当然(思わず?)似ている曲になってしまったのだった。
依頼どおりに曲を作っただけなのにちょっと気の毒な気もする。
やっぱりヒューイ・ルイス側が、サントラへの曲提供を断った経緯があるから提訴まで行ってしまったのだろう。
パクった側の方が本家よりも売れてしまったのではそりゃ納得できないのも理解できる。
ちゃんとメロディは変えてあるし、リズムパターン以外はそこまでは似ていないと思うんだけど、リフが似ているだけで盗作だと訴えて実際に認定されてしまうのが訴訟社会のアメリカなんだろうな。
でもこれで盗作なら日本の音楽業界は盗作ばっかだね。
ポップ・ミューヂックとゴーストバスターズ
そしてもう1曲の『ポップ・ミューヂック(Pop Muzik)』は、『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』よりもさらに『ゴーストバスターズ』にそっくりで合いの手に思わず「ゴーストバスターズ!」と歌いたくなってしまうほどだ。
ラップっぽい歌いかたも含めてこちらからの影響の方が強い感じがする。
3曲ともリズムとベースラインがそっくりな似ている曲なのでヒューイ・ルイスとMのどっちかが後で作った曲の方にも盗作疑惑があるような気も・・・
調べてみたら、『ポップ・ミューヂック(Pop Muzik)』が1979年リリースで一番古かった。
『ゴーストバスターズ』の発表後にレイ・パーカーJrは、『ポップ・ミューヂック』のMことロビン・スコットと、ヒューイ・ルイスにダブルで盗作だと訴えられてしまい敗訴してしまったそうだ。
そして『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』のヒューイ・ルイスも『ポップ・ミューヂック』のロビン・スコットから訴訟を起こされていた事が分かった。
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まとめ
- ポップ・ミューヂック(Pop Muzik)1979年(オリジナル)
- アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)1983年(盗作で1から提訴)
- ゴースト・バスターズ(Ghostbusters)1984年(盗作で1と2から提訴)
ちなみにチャート順位は、『ポップ・ミューヂック』が全米1位、『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』が全米6位、『ゴーストバスターズ』が全米1位を記録している。
結局は売れた者勝ちって事かな?
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コメント
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この曲とかネバーエンディングストーリーとか妙に印象に残ってる映画の曲ってありますね。
そういや最近はこの手のは少ないかも。
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ヒューイ・ルイス&ニュースの裁判で検索して、たどり着きました。記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
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古い記事がお役に立てて何よりです。