紅白歌合戦にも出演した歌手、あいみょんの代表曲である『マリーゴールド』が、ゲーム、メダロット2のBGMにそっくりでパクリではないかという記事を見た。
そもそもあいみょんもメダロット2もまったく知らなかったのでたいして興味はなかったけど、似ている曲マニアとしてはほっとけないネタだな。
パクリ度★★★
サビだけがかなり似ている
まず『マリーゴールド』を初めて聴いた感想としては、普通に良い曲って印象もするけど、特に引っかかる部分もない普通の曲とも言える。
あまりにも普通過ぎてフックがないのはZARDの曲とも印象が重なるし、全体的に90年代のJ-POPっぽいって感じた。
あいみょんって名前から勝手にアイドルっぽいシンガーを予想していたけど、低音でしっかり歌唱力もあるちゃんとしたシンガーだった。
その後でメダロット2のBGMを聴いてみる。どうやら似ているのは『Easygoing』という曲らしい。
おおっ!確かに似ている!でも似ているのはサビだけみたい。
パクリかパクリじゃないかと言えば、まあパクリでしょうな。
ただおそらく、あいみょん本人は子供の時とかに聴いて刷り込まれていて無意識に似てしまった感じはする。
もしかしたらメダロット2のBGMはもっと長いのかも知れないけど、似ていると確認できたのはサビのみでAメロやサビの後はまったく別のメロディーだった。
ただ一番印象に残るサビがかなり似ているとやっぱり曲自体が似ているような印象は受けてしまう。
とは言ってもパクリ度としては普通レベルだったので、ややガッカリ。
「雲のような優しさでそっとぎゅっと」の部分は徳永英明の『壊れかけのradio』の「本当に幸せ教えてよ」のメロディーを思い浮かんできた。
そこまで似ている訳じゃないけど。
さよならなんて云えないよにも似ている?
どうやらメダロット2のBGM以外にも小沢健二 の『さよならなんて云えないよ』にも似ているらしいので聴いてみよう。
なんか曲の雰囲気は似ているけど本当に似ているのは『さよならなんて云えないよ』のAメロの出だしの部分と『マリーゴールド』のサビ頭のメロディの部分のみだった。
これくらいなら原曲へのオマージュって感じで世界中のミュージシャンがやってる事なので全然目くじらを立てるほどじゃない。
ちなみにこの『さよならなんて云えないよ』のイントロのフレーズはマイケルジャクソンの『black or white』から拝借したフレーズ、つまりパクリだが明らかに原曲へのオマージュだ。
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似ていると感じるのはカノン進行?
カノン進行とは主音をⅠとした場合のⅠ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅳ(Ⅱm)→Ⅴと続くコード進行。
J-popのヒット曲に多く使われ、特に90年代に大ヒットが多く生まれた。
『マリーゴールド』は、部分的にⅢmの代わりにⅤを使っているけど基本はこのカノン進行で構成されている。
そういやさっき何となく似ているって書いたZARDの『負けないで』や徳永英明の『壊れかけのradio』もカノン進行の曲だった。
これらの楽曲は90年代に発表されている。そしてメダロット2も90年代の発売だった。
あいみょんの音楽的なルーツは知らないが、おそらくこのあたりにあるのではないだろうか。
マリーゴールド&メダロット2のBGMを聴き比べる
あいみょん – マリーゴールド
メダロット2 Easygoing
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