似ている曲-レイパーカーJr/ゴーストバスターズ&ヒューイ・ルイス/アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ&M/ポップ・ミューヂック
Mの『ポップ・ミューヂック(Pop Muzik)』を聴いているとどうしても思い出してしまう曲がある。
それは映画とともに爆発的ヒットとなったレイパーカーJrの『ゴーストバスターズ(Ghostbusters )』だ。
パクリ度★★★★
そしてもう1曲似ている曲があり、それはヒューイ・ルイスのヒット曲『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)』だ。
アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグとゴーストバスターズ
元々『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』を映画ゴーストバスターズの主題歌に使いたかった製作側が、ヒューイ・ルイス側に楽曲の提供を依頼したが断られてしまった。
そこでレイ・パーカーJrに作曲を依頼して新たに生まれたのが、『ゴースト・バスターズ』という曲だった。
この曲は、全米NO1を始め世界中でヒットしてレイ・パーカーJrのキャリアで最大のヒット曲であり代表曲になっている。
もしヒューイ・ルイスがサントラへの楽曲提供を断らなかったら、『ゴーストバスターズ』って曲自体が無かったのだからわからないものだ。
レイ・パーカーJrとすれば『ゴースト・バスターズ』を作曲する際に製作会社側から『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』みたいな曲にしてくれと依頼されていたので当然(思わず?)似ている曲になってしまったのだった。
依頼どおりに曲を作っただけなのにちょっと気の毒な気もする。
しかしその後レイ・パーカーJrは、Mことロビン・スコットと、ヒューイ・ルイスにダブルで盗作だと訴えられてしまい敗訴してしまったそうだ。
やっぱりヒューイ・ルイス側が、サントラへの曲提供を断った経緯があるから提訴まで行ってしまったのだろう。
パクった側の方が本家よりも売れてしまったのではそりゃ納得できないのも理解できる。
ちゃんとメロディは変えてあるし、リズムパターン以外はそこまでは似ていないと思うんだけど、リフが似ているだけで盗作で訴えて、実際に認定されてしまうのが訴訟社会のアメリカ的なんだろうな。
でもこれで盗作なら日本の音楽業界は盗作ばっかだね。
ポップ・ミューヂックとゴーストバスターズ
こちらの方がさらにそっくりで『Pop Muzik』の合いの手に思わず「ゴーストバスターズ!」と唄いたくなってしまうほど。
ラップっぽい歌い方も含めてこちらからの影響の方が強い感じがする。
3曲ともリズムとベースラインがそっくりで似ている曲なのでヒューイ・ルイスとMのどっちかが後で作った曲の方にも盗作疑惑があるような気も・・・
調べてみたら、『ポップ・ミューヂック(Pop Muzik)』が1979年リリースで一番古かった。
そして『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』のヒューイ・ルイスも『ポップ・ミューヂック』のロビン・スコットから訴訟を起こされていた事が分かった。
各曲の発売順と関連性まとめ
- ポップ・ミューヂック(Pop Muzik) 1979年(オリジナル)
- アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)1983年(盗作で1から提訴)
- ゴースト・バスターズ(Ghostbusters )1984年(盗作で1と2から提訴)
ちなみにチャート順位は、『ポップ・ミューヂック』は全米1位、『アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ』は全米6位、『ゴーストバスターズ』が全米1位を記録している。
結局は売れた者勝ちって事かな?
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Ray Parker Jr. – Ghostbusters
Huey Lewis & The News – I Want A New Drug
Pop Muzik
ディスカッション
コメント一覧
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この曲とかネバーエンディングストーリーとか妙に印象に残ってる映画の曲ってありますね。
そういや最近はこの手のは少ないかも。
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ヒューイ・ルイス&ニュースの裁判で検索して、たどり着きました。記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
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古い記事がお役に立てて何よりです。