アイドルかと思いきや作詞作曲もこなすマルチな才能を発揮した大塚愛のデビューアルバム。
さくらんぼを含むシングル3曲を収録。
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1. pretty voice
2. 桃ノ花ビラ
3. さくらんぼ
4. GIRLY
5. 雨の中のメロディー
6. しゃぼん玉
7. 石川大阪友好条約
8. 片想いダイヤル
9. ハニー
10. 甘えんぼ
11. Always Together
さくらんぼだけじゃない大塚愛
大塚愛は1度聴いたらおしまいの典型的な使い捨てタイプのJ-POPシンガーだと勝手に思っていた。
まともに聴いた事は1度も無かったのに。
しかしこのアルバム『LOVE PUNCH』を聴いてみてそうではなかったと分かった。
大塚愛は世間一般のイメージとはだいぶ違ったシンガーソングライターだった。
まずデビュー作から全曲作曲しているとは知らなかった。
楽曲も『さくらんぼ』くらいしか知らなかったが、粒ぞろいでキチンと音楽的基礎ができている人だというのがわかる。
特に『雨の中のメロディー』と. 『ハニー』から『甘えんぼ』『Always』 までの流れはとてもよくメロディも自然で新人離れした「曲作りのうまさ」も感じる。
多分、メロディーと簡単なコード付けをしてアレンジャーなりに後は任せているのだと思うが、これはユーミンや宇多田ヒカルと同じようなスタイルだ。
ただ詞に関しては女子中学生の日記のような感じで10代以外は共感するのが難しいと思う。
もし自分がこの『LOVE PUNCH』を聴いた時に10代だったら大塚愛にハマっただろうと思う。
しかし普段ほとんど洋楽を聴いている者にとっちゃあまり詞とは重要ではない。
とかく詞を気にする日本人には難しい事かも知れないが、あえて詞を読まないで曲だけ聴けば大塚愛が瑞々しい感性と才能がある人だと感じることができると思う。
アルバムの全曲を作詞作曲してピアノも演奏しているのに結構大塚愛がたたかれるのはやっぱり似ている曲でも紹介したパクリ疑惑とあの甘ったれた声と上目使いのせいだろうか?
しかしそれらは自らの楽曲に引き込むためのエサなのだ。
大塚愛、かなりしたたかである。
- リリース 2004年
- プロデュース
- チャート オリコン3位
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