ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集

ちょんまげ天国 サントラ

これまでありそうでなかったテレビ時代劇のテーマソングを集めたコンピレーションアルバム。
遠山の金さん、水戸黄門、銭形平次など時代劇の代表曲がギッシリつまった全27曲。

  1. ああ人生に涙あり
  2. 銭形平次
  3. ねがい
  4. だれかが風の中で
  5. 遠山の金さん(テレビシーン)
  6. すきま風
  7. ててご橋
  8. 風が吹く時も
  9. セ フィニ ~愛の幕ぎれ~
  10. うたかた
  11. GIVE UP
  12. てなもんや三度笠
  13. 花のお江戸のすごいやつ
  14. はみだし野郎の唄
  15. 江戸の黒豹
  16. 風と雲と虹と
  17. 暴れん坊将軍 旧オープニング曲
  18. 三匹が斬る!(1-M-01A)
  19. 大江戸捜査網・テーマ(インスト)
  20. 大岡越前 オープニングタイトル
  21. 服部半蔵 影の軍団 オープニングテーマ
  22. 文五捕物絵図のテーマ
  23. 荒野の果てに
  24. 夜空の慕情
  25. 風の旅人
  26. 冬の花
  27. 旅愁
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時代劇の主題歌をまとめて聴ける1枚

最近ではテレビでの時代劇の放送がめっきり減って久しいが、昭和の頃は毎週のように時代劇の放送があってオープニングやエンディングには強烈なインパクトのあるテーマ曲が付き物だった。

まずアルバムの『ちょんまげ天国』ってタイトルがお見事で、これだけで内容とコンセプトが分かるし、ヒットは約束されたようなものだった。

時代劇ドラマの主題歌は良い曲が多く、聴きたいけどサントラのCDアルバム1枚買うほどでもないって場合が多いのでこのようなオムニバスはかなりありがたい。

この『ちょんまげ天国』のためにリマスターした曲はないようでテレビ放送の音源をそのまま録音したような曲もあるので音質はイマイチだが、個別では揃えにくい貴重な音源も多い。

オープニングを飾る水戸黄門のテーマ曲『ああ人生に涙あり』は、有名な助さん格さんが交互に歌うバージョンではなく初代助さん役の杉良太郎が1人で歌っているオリジナルバージョン(この頃の杉良太郎はメチャクチャカッコいい!)

杉良太郎・ああ人生に涙あり / JBL LE8T

舟木一夫が歌う『銭形平次のテーマ』は、メロディーは演歌で伴奏も三味線や和楽器を使っているのにリズムは4ビートのジャズなのが実に斬新なアレンジ。

『大江戸捜査網テーマ』は、曲だけ聴いたら時代劇ってイメージはないが、オーケストラによる壮大でドラマチックな名曲。

大江戸捜査網テーマ  玉木宏樹作曲

上條恒彦が歌う木枯し紋次郎の『だれかが風の中で』は、全然演歌的ではないので時代劇っぽさはないが、静かに始まり徐々に演奏に厚みが出てくて最終的にはオーケストラアレンジになる壮大な名曲でオリコンチャート8位、売り上げ23万枚を記録したヒット曲。

だれかが風の中で 木枯し紋次郎

子連れ狼のオープニング・テーマ曲『ててご橋』も子供のコーラスから始まりメロディーと時代劇に最適な大げさなアレンジが完璧に一体化した名曲。

『てなもんや三度笠』では藤田まことってこんな良い声で歌うまかったのか!と驚かされた。

『江戸の黒豹』は、ちょっと巻き舌な杉良太郎のワイルドな歌唱が最高。

『水戸黄門』、『銭形平次』と並んでメジャー時代劇の『暴れん坊将軍』のオープニングテーマを聴くとマツケンこと松平 健が馬に乗って颯爽と登場してチャンバラをしている姿が目に浮かぶようだ。

アルバム総評

時代劇と言うと演歌のイメージがあるが、改めて聴いて見ると水戸黄門のテーマのリズムがルンバだったり、銭形平次のテーマがジャズだったりと多彩なジャンルの要素を取り入れた実験的な要素があり意外な発見もある。

さまざまなリズムパターンに強引に演歌っぽいのメロディーを乗せれば時代劇ソングの完成!って感じ。

聴いた事ある曲は収録曲の3分の1ほどだったけど、十分に楽しめた。
実に味のある一枚。

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コメント

  1. nasumayo より:

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    大江戸捜査網のテーマはカッコいいですね!
    SF映画でもいける感じ。
    しかし一応洋楽ブログなのにこんなのばっかでいいんんだろうか(–;)