ピーター・マーフィー/ホーリー・スモーク(Peter Murphy/Holy Smoke)

元バウハウスのピーター・マーフィーの92年発表の4枚目のソロアルバム。
当時のグランジロックブームの中でほとんど無視された感があるが隠れた名盤。

Holy Smoke

  1. Keep Me from Harm
  2. Kill the Hate
  3. You’re So Close
  4. Sweetest Drop
  5. Low Room
  6. Let Me Love You
  7. Our Secret Garden
  8. Dream Gone By
  9. Hit Song

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10年遅れのニューウェーブの名盤

バウハウスの頃の妙に気合の入りまくった(ちょっと空回りもアリの)ピーター・マーフィーしか知らなかったので、この『ホーリー・スモーク』でのちょっと距離の置いた良い意味で力の抜けたピーター・マーフィーのヴォーカルはちょっと新鮮に感じる。

1曲名の『Keep Me from Harm』後半のフリージャズ風のサックスが静かなる狂気を感じさせる。

ポップさの中にもダークな繊細さがうかがえる『You’re So Close』も良い。

ピーター・マーフィーとデヴィッド・シルヴィアンの歌い方ってBUCK-TICKの櫻井 敦司とかガクトとかの歌い方のルーツだよな。

バウハウス時代に戻ったような変拍子と地を這うようなエキセントリックなアレンジの『Low Room』の張りつめた緊張感は、まるで黒ミサのようだ。

しかし、後半に進むにつれどんどんポップになっていき聴きやすくなってくる構成。

音楽的には完全にバウハウスの延長線上なんだけど聴き疲れする感じじゃなく、かと言って無難なBGMでは決してなく、ダークでエキセントリックかつポップなサウンドはある意味ニューウェーブの完成形と言えるかも知れない。

でもこれって発売当時はあんまり評価されなかったんじゃないかな。(データがないからわからんけど)

だって92年っていったらニルヴァーナが絶賛されてた頃で、この手のシンセを使ったニューウェーブ系のサウンドは完全に時代遅れとされていた時期だもんね。

ピーター・マーフィーとしたらバウハウスの頃から10年以上もこの手の音楽性を追求していたら時間が経過しただけなんだろうけど完全に時代から取り残されたようなアルバムだったんじゃないかな。

10年前に発表されていればニューウェーブの超名盤って言われてたかも。
リマスターで日本盤再発されないかな~

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