石川秀美のヒット曲『もっと接近しましょ』は、シーラ・Eの代表曲『グラマラス・ライフ(The Glamorous Life)』のカバー曲だと数年前まで思い込んでいて実は似ている曲だったとは長い間気づかなかった。
パクリ度★★★★
もっと接近しましょについて
1985年にシングルリリース、オリコンチャート最高4位を記録。
作詞:SHOW 作曲:黒住憲五 編曲:入江純
若い人は石川秀美って言っては分からないかも知れないけど、ヤックン事、薬丸裕英の奥さんですね。え、そっちも知らない?
もっと接近しましょ
グラマラス・ライフ(The Glamorous Life)について
プリンスが作曲した事で話題になり『もっと接近しましょ』の前年である1984年にリリースされ全米7位を記録したシーラ・Eの代表曲。
女性シンガーが歌いながらパーカッションを叩くまくるインパクトがあるPVが印象的だった。
シーラ・Eって当時は同時期に活動していた名前が似ているシーナ・イーストンとごっちゃになってどっちだか良く分かってなかった。今はどっちも好きだけど。
The Glamorous Life
『もっと接近しましょ』と『グラマラスライフ』を聴き比べてみる
『グラマラス・ライフ』はAメロ+Aメロ´という構成で基本Aメロしかない洋楽に多いパターン。
『もっと接近しましょ』のAメロとアレンジはほぼ『グラマラス・ライフ』からの流用、確かにBメロのパートはオリジナルにはないからその部分は作曲している。
しかし・・・これをまるまるオリジナル曲と言い切ってしまう面の皮の厚さには少々驚かされた。
さらに歌詞には♪グラマラスに抱いて~というフレーズがある。
作曲、アレンジ、作詞がすべて別人なのに『もっと接近しましょ』は組織的に『グラマラス・ライフ』に寄せていってるとしか思えない。
なんか80年代当時の歌謡曲って洋楽のパクリ+オリジナルパートで曲を作るってのは流行ってたし、オリジナル要素を付け加えれば盗作じゃないみたいな風潮があったようにも思える、
まとめ
『もっと接近しましょ』と『グラマラス・ライフ』のAメロを聴いてみたら、私がずっとカバー曲だとカン違いしていたのが分かってもらえると思う。
まあ内容的にはオリジナル要素のあるほぼ盗作といった感じとは言え、当時だからこそ許される良く解釈すればオマージュだったのかなと考える事も出来る。
コメント
当時の音楽番組でゲスト登場したシーラ・Eにこの曲を聴かせたところ「カバーしてくれてありがとう」と笑顔でコメントしている横でなぎら健一が冷や汗顔しているのを思い出しました
情報ありがとうございます。
そんなエピソードがあったんですね。ちょっと観たかったな。