オリビア・ニュートン・ジョン ライブ2006年3月7日@中野サンプラザ

ライブレビュー

オリビア・ニュートン・ジョンは、何となく昔のアルバムを後追いで聴いているうちにジワジワ好きになっていったって感じで気付いたら代表的なアルバムで日本で入手できるCDは大体そろえてしまっていた、

2006年になり、せっかく来日ライブするなら行かない手はないでしょうとチケットを入手した。

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遠目で観ると若い頃と変わらない?

期待は大きかったが、何しろ年齢的にライブではどうなのかな?って期待と不安が混じった感情で会場の中野サンプラザに向かった。

ちょっとだけ早めに開場よりゲート前に着くと早く着くとずらっとおっさん達の列があった。

ざっと見渡して50代かそれ以上の客層が中心で今まで観た中で一番年齢層の高いライブなのは間違いなさそうだ。

会場の中で売られていたコンサートプログラムが2000円だっけか?高いなーと思って買わなかった。

座席はS席だけど23列目。左端で決して良い席ではない。

7時ちょっとすぎに開演し、バンドがオリビア・ニュートン・ジョンの代表曲をメドレーで演奏する。
まだオリビア・ニュートン・ジョン本人は登場しないらしい。

曲が終わったら真ん中にずんぐりしたコーラスのおっさんがいたので「え、あれがオリビア?」と一瞬思ってしまった。←マジ

しばらくするとステージ右端からブロンドの痩せた、黒の上下の服に黄色い靴を履いた女性が登場。
ああ、あれがオリビア・ニュートン・ジョンだった。
よかったー!

なんと自分の客席から見たら若い頃とほとんどスタイルが変わってないではないか!
遠めに見たら若い頃とほとんど変わらない!ってそれはちょっと言い過ぎか。

特に若い頃に美しかった女性のポップスターの場合、うまく年を取るのが難しい。
時間が30年経ってもファンが期待するのは若く美しい頃の姿のままなのだから。

そんな中、オリビア・ニュートン・ジョンは波乱の人生を経ながらうまく年を重ねられたようだ。


1曲目からいきなり『そよ風の誘惑』だ。

やっぱりいつもCDで聴いている人の声をライブで聴くと感動だ。
3曲目が一番聴きたかった『ザナドゥ』こんなに早く歌ってしまうとは!

驚いたのは声の衰えが全く感じられかなった事。
声量も充分で澄んだ高音も健在だった。

MCの普通に話してる声も若い頃とあんまり変わってない気がする。
オリビアさんの声帯は一体どーなってるのだろう?

演奏された曲のなかで若い頃のカントリーのアルバムとか、日本で発売されていない新しめのアルバムは聴いていないので半分くらいは知らない曲だったけど気にならなかった。
何しろオリビア・ニュートン・ジョンが歌うとどんな曲も名曲になってしまうのだから。

途中、客に男女に分かれてスクリーンに書かれた詞を合唱する場面があったけど客は自分も含めてほとんど歌えていなかった。

オリビアさんは「DON’T BE SHY!」って言ってたけど違うんです!

日本人のほとんどはスクリーンの英文字幕の速さに合わせて読んで歌えるほど英語力がないのですよオリビアさん!

ちょっと欧米と同じ演出をするには無理があったように感じた。

ライブを終了後の感想

正直行く前は往年のスターを一度観ておくかぐらいの気持ちだったけど、すばらしい現役のシンガー&エンターティナーだった。

今まで色んなライブに行ったけどこれほど歌唱力のあるシンガーはいなかった。
本当に失礼しやした。

帰りに売り場をのぞいたらプログラムは完売してた。

さすが購買力のある年齢層が客のメインだけあるなー
でもこのライブの内容なら若い人も充分楽しめるだろうに。

現在の日本ではオリビア・ニュートン・ジョンのオリジナルアルバムの多くが廃盤なのは残念。

それにしても会場の中野サンプラザのイスの座り心地が悪くて尚且つ位置が低すぎるのでモデルのおねーさんみたくナナメに座って観覧するしかなくて後半つらかった。
なんとかして欲しい。

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