ポップ・グループ(The Pop Group)の79年に発表さファーストアルバム。
ポップ・グループってバンド名の割りに内容はちっともポップじゃなかった。
音楽的な素養も少ない、楽器も満足に演奏できない若者達が結成したバンドによる意味最もパンク的なアルバム。
- シー・イズ・ビヨンド・グッド・アンド・イーヴィル(オリジナル未収録曲)
- 戦火は消えない
- スノーガール
- 外人部隊の叫び
- 狂気の時
- サヴェージ・シー(狂った海に立ち向かった兵士)
- 言葉は裏切り
- 兵士のあがき
- 人類回帰
- 夢を売りわたすな
- 3:38
奇跡のノイズ
このアルバムを最初に聴いた時は演奏もボーカルもヘタクソだったし、ノイズ的なサウンドに何か嫌悪感もあって聴いたらいけないモノのような気がしてすぐ聴くのをやめてしまった。
しかし、数年経って聴きかえしてみたらコレはもしかしたら物凄い音楽なのでは?と思い直しすおうになった。
このバンド、ポップ・グループは一般的にはパンクに分類されるがジャンル分けなど無意味というものだ。
あえて言うなら初心者がジャズとファンクとパンクとダブをごちゃ混ぜにしてヤケクソにデタラメに演奏したら、たまたまうまくいってしまったのではないかと思うほど恐ろしくヘタクソで斬新でエネルギーに満ち溢れている。
非常に評価が分かれるバンドだと思うし、人によっては評価がしようのないアルバムとも言える。
しかし、ズブの素人がデタラメに演奏してこんなセンスの光る演奏が出来るだろうか?
原始時代の祈祷のような演奏は、21世紀に聴いても十分なインパクトがあり、ある種セックス・ピストルズ以上にパンク的なバンドとも言える。
こんな実験的なバンドが評価されてある程度、商業的にも売れて評価されていると言うのはパンク、ニューウェーブとはミュージシャンににとって実に恵まれた良い時代だったんだなと実感できるアルバム。
Y(最後の警告)収録曲の動画
pop group関連のCD
She’s beyond Good and Evil
The Pop Group / She's beyond Good and Evil
Snowgirl”
The Pop Group - Snow Girl
コメント