ザ・テレビジョン/マーキー・ムーン(Television/Marquee Moon)

2022年9月3日

ザ・テレビジョン/マーキー・ムーン

トム・ヴァーレイン率いるザ・テレビジョンのデビューアルバム。
スカスカのバックに2本のギターが絡み合う独特のサウンドは、派手さはないが妙な魅力があり、多くのフォロワーが生まれた。

  1. シー・ノー・イーヴル
  2. ヴィーナス
  3. フリクション
  4. マーキー・ムーン
  5. 5. エレヴェイション
  6. ガイディング・ライト
  7. プルーヴ・イット
  8. 引き裂かれたカーテン
  9. リトル・ジョニー・ジュエル (パート1&2) (Bonus Tracks)
  10. シー・ノー・イーヴル (オルタネイト・ヴァージョン) (Bonus Tracks)
  11. フリクション (オルタネイト・ヴァージョン) (Bonus Tracks)
  12. マーキー・ムーン (オルタネイト・ヴァージョン) (Bonus Tracks)
  13. 無題 (インストゥルメンタル) (Bonus Tracks)

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目次

黄色いレモンとはまったく関係がない米ロックバンドのデビュー作

テレビジョンは、もの凄く強烈な個性がある訳ではないのにどのバンドとも微妙に違う不思議なバンドだ。

デビュー当時は、時代的にNYパンクに分類されているが今聴くと衝動的、破壊的な面は感じられず全然パンクって印象は受けない。
よくヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかソニック・ユースとも比較されたりもするがニューヨーク出身って以外は音楽的な共通点はあまり感じられない。

トム・ヴァーレインの粘着質のヴォーカル、独特な絡み合いを見せる2本のギターが退廃的な雰囲気を作りテレビジョンならでは世界感を生み出す。

特にタイトル曲である『マーキー・ムーン』は、10分を超える大曲でトム・ヴァーレインのキャリアを含めテレビジョンの代表曲となっている。

淡々と刻むクールなリズムにヒラヒラ舞うような2本のギターリフと青白い炎を燃え上がらせるようなギターソロが印象的な演奏は今聴いても古さを感じさせない。

アルバム総評

アルバム全体的に大きく盛り上がるパートはないが、サウンドに統一感がありギターのノイズ的な演奏もしっかり制御されて洗練されている。

その中でも『マーキー・ムーン』だけが突出して素晴らしいのは間違いない.
従来のロックサウンドとは違い、淡々と演奏されジワジワと後半にかけて徐々に盛り上がってくる。

それからこのトム・ヴァーレインの歌いかたって、日本のビジュアル系辺りに間接的に結構影響を与えているように思える。

誰とは言わんがこんな引きつったような歌い方するヴォーカルってその手のバンドに結構多かったような印象がある。

マーキー・ムーン

マーキー・ムーン

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