スージー&ザ・バンシーズ/香港庭園(Siouxsie & the Banshees/The Scream)

2019年6月5日

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変わり者が多かったパンク・ニューウェーブ勢の中でも、より一層異彩を放っていたスージー&ザ・バンシーズの記念すべきデビューアルバムにシングル『香港庭園(ホンコンガーデン)』をプラスしたアルバム。

1. ピュアー
2. ジグソウ・フィーリング
3. オーヴァーグラウンド
4. カーカス
5. ヘルター・スケルター(あわてふためいて)
6. ミラージュ
7. メタル・ポストカード
8. ニコチン中毒
9. サバーバン・リラップス
10. スウィッチ
11. 香港庭園
12. ステアケイス(ミステリー)

スージー&ザ・バンシーズのメンバーはヴォーカルのスージースーを中心にセックスピストルズの親衛隊だった若者たちで構成されていた。
初期メンバーにはドラムスとしてあのシド・ヴィシャスもいたらしい(演奏は出来なかったんだろーなー)

はじめてこのアルバム、香港庭園を聴いた時、あまりにラフでシンプルな音に嫌気がさしてしばらくほったらかしにしていた。

数ヵ月後に再度聴いてみたらすんごい良かったりしたのは、あのセックス・ピストルズの勝手にしやがれ!!とまったく一緒の感覚だった。

確かに音は雑なんだけどこのバンド、本当にスゴイ!
デビューアルバムだからテクニックはないんだけどセンスが爆発している。

デビューシングルはあとから頭にくっつけたタイトル曲の香港庭園。
この曲は今のJPOPの常識からするとありえないAメロだけの曲。

Aメロだけをひたすら繰り返し間奏もギターソロはなし、なのにちっとも退屈しないスピード感と躍動感に満ち溢れている。

特に初期のみ参加していたギタリストのジョン・マッケイ(マクガフではなくて)のキレのいい勢いのあるカッティングがアルバム全体を盛り上げている。

変わったところではビートルズの『ヘルター・スケルター』をカバーしている。
もともとぶっ壊れた曲だけどスージー&ザ・バンシーズの手によってさらにぶっ壊れた曲に仕上がっている。

リズムに変拍子を使い、音楽理論を無視したコード進行をしながらもカーカスやニコチン中毒(なにこの邦題?)なんかの印象はかなりポップでキャッチーですらある。

この手の呪術的でダークなイメージのバンドって独りよがりになりがちだけどそれがないのが何よりすばらしい。
【ジャンル UKパンク】


iTunes試聴&ダウンロード
Siouxsie & the Banshees – The Scream

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