ドクター・フィールグッド/不正療法(Dr.Feelgood/Malprctice)

70年代 ロック UK

ウィルコ・ジョンソンが在籍していたパブロックの中心的バンド、ドクター・フィールグッド(Dr.Feelgood)の1975年リリース2ndアルバム。
翌年、収録曲の事でメンバー同士がもめてウィルコ・ジョンソンは脱退してしまうのでオリジナル・メンバーでは最後のアルバムとなった。

  1. アイ・キャン・テル
  2. ゴーイング・バック・ホーム
  3. バック・イン・ザ・ナイト
  4. アナザー・マン
  5. ローリング・アンド・タンブリング
  6. ドント・レット・ユア・ダディー・ノウ
  7. ワッチ・ユア・ステップ
  8. ドント・ユー・ジャスト・ノウ・イット
  9. ライオット・イン・セル・ブロック #9
  10. ビコーズ・ユア・マイン
  11. ユー・シュドゥント・コール・ザ・ドクター
  12. ルート66
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ウィルコ・ジョンソン在籍ラストアルバム

とりあえず『不正療法』って邦題のアルバムタイトルが今となっちゃインパクトありすぎる。

原題は『Malprctice』で翻訳すると『マル秘情報?』これがなんで『不正療法』になったのか、やっぱり意味はよく分からんけど。

サウンドの印象的にはドクター・フィールグッドのデビューアルバムとたいして変わっていない。

リー・ブリローのアクの強いダミ声ヴォーカルとウィルコ・ジョンソンの小気味良いギターのカッティング、多分これ以降も同じメンバーで活動を続けていたらずっと同じだっただろう。

シンプルで古典的な演奏スタイルの中にも何か新しさを感じるのはやっぱりウィルコ・ジョンソンの存在によるところが多いハズ。

オープニングの『I Can tell』のギターのカッティングを聴くと無性にギターが弾きたくなって足でリズムを取ってしまう。

Dr Feelgood - I Can tell (Live) (2005 Remaster)

ウィルコ・ジョンソンはアルバム収録曲の半数以上を作曲。

ブルースを基調とした3コード中心のシンプルきわまりない曲構成だが、彼のピックを使わずに指でかき鳴らすギターソロを聴くとリスナーは惹き付けられてしまう。

『ライオット・イン・セル・ブロック #9』は、典型的なブルース形式だが、まとわり付くフレーズは一切なく、ジャキジャキとナイフで切り裂くようなプレイは、情念などは一切感じられない。

Dr Feelgood - Riot In Cell Block No9 & I Don't Mind

 『ルート66(Route 66)』の映像の感情的に歌うブリローと表情をあまり変えずにカッティングを刻むジョンソンの対比がこの頃のドクター・フィールグッドの絶妙のバランス感覚だった。

(Get Your Kicks On) Route 66 (Live) (2005 Remaster)

カバー曲が多く収録されており、『ローリング・アンド・タンブリング』は、マディ・ウォーターズを筆頭に数々のカバーがあるブルースのクラシックでウィルコがソロになってからもカバーしている。

『ドント・ユー・ジャスト・ノウ・イット』は、ヒューイ・”ピアノ”・スミスが1958年にリリースしたヒット曲のカバー、『ライオット・イン・セル・ブロック #9』がリーバー&ストーラーが原曲となっている。

その他の収録されている曲は、ほぼウィルコ・ジョンソンによるもの。

アルバム総評

首を振りながらテレキャスターを刻み続けるウィルコ・ジョンソンの姿は70年代前半の当時あまりにも斬新過ぎる存在だったのだろう。
この頃のドクター・フィールグッドに影響されたロックキッズ達がこのあとのパンクムーブメントを作っていく事となる。

なんでもドクター・フィールグッドってバンド自体は、ヴォーカルのリー・ブリロー死去後もメンバーを替えて現在でも活動中だとか。
初代のウィルコ・ジョンソンから数えてギタリスト何代目なんだろ?

それにしても映像で見ると、この頃のリー・ブリローもウィルコ・ジョンソンも目つきがヤバすぎる。

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