ルー・リード/無限大の幻覚 メタル・マシーン・ミュージック(Lou Reed/Metal Machine Music)

2022年8月29日

ルー・リード/無限大の幻覚

75年発表のルー・リード最大の問題作。
アルバム収録曲のすべてがメロディーなし、歌なしのギターノイズのみ。
なのになんでこんなにも心地良いんだ!?

  1. メタル・マシーン・ミュージックA-1
  2. メタル・マシーン・ミュージックA-2
  3. メタル・マシーン・ミュージックA-3
  4. メタル・マシーン・ミュージックA-4

スポンサーリンク

目次

ギターノイズだけなのに2枚組って!

このアルバムは聴いた人の判断にゆだねますとか、聴き手を選ぶとか言われるアーティストやアルバムがあるけど、このルー・リードの『無限大の幻覚メタル・マシーン・ミュージック』はその究極とも言えるアルバム。

なんせアルバムの最初から最後までずっとノイズしか収録されていない。
しかも楽器パートはギターのみ!

音楽の3大要素のリズム、メロディー、ハーモニー、その全てが見当たらない!

一応、収録曲は4曲になっているけど、別にパート分けされている訳でもなく、ただひたすらノイズの垂れ流し状態が収録されている。

そして何が一番スゴイかって言うと、発表当時これをLP2枚組で発表した事。
ノイズしか収録されてないのに2枚組って意味不明なんだけど、なんかスゲエって思っちゃう。

ブライアン・イーノがロバート・フリップと組んでいた一番ぶっ飛んでいた頃の作風に近い。

夜中にテレビのザーって砂嵐を見ているような感覚が最初から最後まで続くのみ。
不思議と不快感はなくすんなり入っていく。

アルバム総評

ルー・リードは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代からギターのフィード・バック・ノイズを多用する演奏をしていたが、曲本体は置いといてギター・ノイズのみに特化したのが本作といったところか。

無限大の幻覚メタル・マシーン・ミュージック』を聴き終えた印象は、やさしく美しいノイズ。

アルバムを聴き終えた頃には、なぜか心が癒されているようなヒーリング・ミュージック的な効果を感じる。

リードが愛したドラッグのヘロイン的なダウナーなトリップ感もあり、邦題の『無限大の幻覚』とはなかなか見事なタイトル。

このアルバムがなかったらソニック・ユースのようなバンドも生まれなかったかも知れない。

しかし、こんな実験的なアルバムが日本市場で日本語解説付きで発表されることはもう2度とないだろう。

created by Rinker
(unknown)
¥622 (2022/10/03 15:11:47時点 Amazon調べ-詳細)
【おすすめ関連レビュー】
Velvet Undergroundヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ
Velvet Undergroundヴェルヴェットアンダーグラウンド/ホワイトライト・ホワイトヒート

ルー・リード/無限大の幻覚収録曲の動画


Lou Reed – Metal Machine Music
ルー・リード関連CD/DVD

スポンサーリンク

グラムロック

Posted by nasumayo