ロキシー・ミュージック/マニフェスト(Roxy Music/Manifesto)

2020年4月22日

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ロキシー・ミュージック活動再開後の復帰第一弾アルバムで通算7作目。


同時期の人気だったニューウェーブバンドとは一線を画す専念された大人のニューウェーブ感とAOR路線のバランスが心地よい。

1. Manifesto
2. Trash
3. Angel Eyes
4. Still Falls The Rain
5. Stronger Through The Years
6. Ain’t That So
7. My Little Girl
8. Dance Away
9. Cry, Cry, Cry
10. Spin Me Round

どうやらこの『マニフェスト』を製作することになったのは、活動停止の時期の発表されたフェリーのアルバムのセールスが芳しくないというのがもっぱらの評判だ。

だからフェリーのソロ活動が順調だったらこの『マニフェスト』以降の再結成後のアルバムは無かったのかも知れない。

アルバムが発表された79年はモロにニューウェーブ全盛の時期なので、やはりこの『マニフェスト』もそれっぽい雰囲気は持っているものの、当時人気だった若手バンドとは全く別次元というか格の違いを感じさせる。

ところで『マニフェスト』って言葉を始めて聞いたのはこのアルバムだった。


日本でも一般的に耳にするようになったのは比較的最近だと思うが、ニュース番組とかでマニュフェストって聞いて「あのロキシーのアルバムのやつか!」と思ったりもした。

ロキシー・ミュージック活動再開にあたり、メンバーの内エディ・ジョブソンのみが復帰しなかった。


これによってシンセサイザーを担当するメンバーがいなくなり、初期の頃のような飛び道具的なプレイも減り、より洗練されたフェリー色が強い音楽性になっていく事になった。

一応臨時メンバーとしてポール・キャラックが参加しているが、どの部分を彼が演奏しているか分からないほど存在感は薄い。


活動再開を待っていたファンをさらにジラすややもったいぶったイントロが憎い演出のタイトル曲、「Manifesto」からスタート。

次のポップな『Trash 』の対比が面白い。
この曲の間奏部分の超シンプルだけど印象に残るベースラインのアレンジは、デジタルロックを完全に先取りしたもの。

『Angel Eyes』は、昔のCDはシングルバージョンをアルバムに収録していたけど、最近ではオリジナルのアルバムバージョンに戻っている。
個人的にはこっちの方がアルバムに馴染んでいるし、カッコ良いと思う。

『 Ain’t That So』はフェリーのルーツであるR&Bをロキシーでやってみましたって感じだが、洗練されすぎて今までのロキシー・ミュージックのイメージとは違う。

これだったらフェリーのソロでやっても良いのでは?と感じるが、あのアルバム以降、この路線をさらに強めてレストアルバムまで突き進む事になる。


そしてヒット曲『Dance Away』
何重にも重ねられたコーラス、リズムボックスと生ドラムを併用した粋な演出。

もう本当に隙がない名曲。


その反面、アルバムを通してフェリー以外のメンバーの影が徐々に薄くなってきている。

昔、このアルバムの輸入盤をタワーレコードで2000円弱で購入したけど今なら1000円以下で買えるんだもんな。


ほんとコレクターにとっては良い時代になったもんだ。

iTunesアルバムダウンロード
Manifesto
Roxy Music

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マニフェスト収録曲の動画

Trash

Angel Eyes

Dance Away

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Posted by nasumayo