ロキシー・ミュージック/マニフェスト(Roxy Music/Manifesto)

2021年10月9日

ロキシー・ミュージック/マニフェスト

ロキシー・ミュージック活動再開後の復帰第一弾アルバムで通算7作目のアルバム。

同時期の人気だったニューウェーブバンドとは一線を画す洗練された大人のニューウェーブ感とAOR路線のバランスが心地よい。

  1. 1. Manifesto
  2. 2. Trash
  3. 3. Angel Eyes
  4. 4. Still Falls the Rain
  5. 5. Stronger Through the Years
  6. 6. Ain’t That So
  7. 7. My Little Girl
  8. 8. Dance Away
  9. 9. Cry, Cry, Cry
  10. 10. Spin Me Round

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本家ニューウェーブバンドの面目躍如

どうやらこの『マニフェスト』を製作することになったのは、活動停止の時期の発表されたフェリーのアルバムのセールスが芳しくないというのがもっぱらの評判だ。

だからフェリーのソロ活動が順調だったら、この『マニフェスト』以降のロキシー再結成後のアルバムは無かったのかも知れない。

アルバムが発表された79年はモロにニューウェーブ全盛の時期なので、やはりこの『マニフェスト』もそれっぽい雰囲気は持っているものの、当時人気だった若手バンドとは全く別次元とも言える格の違いを感じさせる。

そう言えば『マニフェスト』って言葉自体を始めて聞いたのはこのアルバムだった。
日本でも一般的に耳にするようになったのは比較的最近だと思うが、ニュース番組とかでマニュフェストって聞いて「あのロキシーのアルバムのやつか!」と思ったりもした。

ロキシー・ミュージック活動再開にあたり、メンバーの内、エディ・ジョブソンのみが復帰しなかった。

これによってシンセサイザーを担当するメンバーがいなくなり、初期の頃のような飛び道具的なプレイもめっきり減って、より洗練されたフェリー色が強い音楽性になっていく事になった。

一応、臨時メンバーとしてキーボードでポール・キャラックが参加しているが、どの部分を彼が演奏しているか分からないほど存在感は薄い。

活動再開を待っていたファンをさらにジラす、ややもったいぶったイントロが憎い演出のタイトル曲、「Manifesto」からスタート。

次のポップな『Trash 』の対比が面白い。
この曲の間奏部分の超シンプルだけど印象に残るベースラインのアレンジは、デジタルロックを完全に先取りしたもの。

『Angel Eyes』は、昔のCDはシングルバージョンをアルバムに収録していたけど、最近ではオリジナルのアルバムバージョンに戻っている。
個人的にはこっちの方がアルバムに馴染んでいるし、カッコ良いと思う。

『 Ain’t That So』はフェリーのルーツであるR&Bをロキシーでやってみましたって感じだが、洗練され過ぎて今までのロキシー・ミュージックのイメージとは違ってきている。

これだったらフェリーのソロでやっても良いのでは?と感じるが、この『マニュフェスト』以降、このAOR路線をさらに強めてレストアルバムまで突き進む事になる。

そしてヒット曲『Dance Away』
何重にも重ねられたコーラス、リズムボックスと生ドラムを併用した粋な演出。

もう本当に隙がない名曲。 その反面、アルバムを通してフェリー以外のメンバーの影が徐々に薄くなってきている。

昔、このアルバムの輸入盤をタワーレコードで2000円弱で購入したけど今なら1000円くらいで買えるんだもんな。

ほんとコレクターにとっては良い時代になったもんだ。

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Posted by nasumayo