ロキシー・ミュージック/フォー・ユア・プレジャー(Roxy Music/For Your Pleasure)

2021年9月18日

ロキシー・ミュージック/フォー・ユア・プレジャー

初期ロキシーミュージックの妖しくアヴァンギャルドな魅力満載で人気を決定付けた2ndアルバム。
これを最後にブライアン・イーノはロキシー・ミュージックを脱退する。

  1. ドゥ・ザ・ストランド
  2. ビューティー・クイーン
  3. ストリクトリー・コンフィデンシャル
  4. エディションズ・オブ・ユー
  5. イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク
  6. ザ・ボーガス・マン
  7. グレイ・ラグーン
  8. フォー・ユア・プレジャー

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イーノ在籍のラストアルバム

ロキシー・ミュージックの初期の代表作である『フォー・ユア・プレジャー』の何が好きかっていうとまずジャケットがメチャクチャカッコいい!

いまや音楽はダウンロードやスクリーニングで聴く時代かも知れないけどこれらの音楽にはジャケットがないのが残念な点。

それに対して実際に『フォー・ユア・プレジャー』のジャケットの入ったCDアルバムを手にするとワクワクしてくるような気持ちになる。

このクールで近未来的で訳のわからないジャケットは『フォー・ユア・プレジャー』リリース当時のロキシー・ミュージックのサウンドを見事に表現している。

その後のライブでの定番曲となる『ドゥ・ザ・ストランド』から非常にまとまった勢いのあるバンドサウンドでデビューアルバムからの成長を感じることができる。
ブライアン・フェリーのヴォーカルも硬さがだいぶ取れて伸びやかだ。

ハイライトは4曲目の『エディションズ・オブ・ユー』、間奏のサックス、ギター、シンセと続くソロパートがやたらと盛り上がる。
初めて聴いたときは「なんて変でカッコいい曲なんだ!」と感動した。
そしていまでもそう思う。

Aメロを繰り返してるだけなのに、こんなシンプルでカッコよくて変な曲はブライアン・フェリーにしか作曲できない!

対照的に『イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク』は同じフレーズで沈み込むフレーズを繰り返し嵐のようなドラムソロとギターソロでたたみかける。

でもそこには従来のロックにあったような泥臭さは微塵も感じさせないのロキシー・ミュージックらしい。

『ザ・ボーガス・マン』も興味深い。
ドラムのリズムにしてもサックスのフレーズにしてもジャズ的とかプログレ的ともいえるがそれともちょっと違うロキシー・ミュージック独自のサウンド。

それにしてもメンバー全員音楽的には素人のはずなのにどうしてこんな曲が出来上がったのか不思議。


『グレイ・ラグーン』は、リズムの変拍子とフィフティーズ的なロックンロールが合体した初期のロキシーミュージックらしい曲。
やたらとソロパートが長いのにまったく退屈しない構成と演奏が素晴らしい。

ブライアン・フェリーの創り出す『フォー・ユア・プレジャー』の曲構成自体は結構シンプルなのに複雑に聴こえるのはブライアン・イーノのシンセ以上にアンディ・マッケイによる地を這うようなサックスや退廃的な雰囲気をかもし出すオーボエによる演奏のよるところが大きい。

この『フォー・ユア・プレジャー』を最後にブライアン・イーノが脱退してからはロキシー・ミュージックのサウンドは(ファッションもか?)大きく変わってしまうのだからやはりその存在は大きかった。


【アルバムデータ】

  • オリジナルリリース 1973年
  • プロデュース クリス・トーマス
created by Rinker
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Roxy music

Posted by nasumayo