美輪明宏ライブ2007年9月6日@ル・テアトル銀座

ライブレビュー

唐突に旅行に行くから行けなくなったからと母からチケットを譲られた。
そのライブの主は美輪明宏だった。

むー美輪明宏ねぇ・・以前は興味あったけど最近はテレビで霊的な話やゲストで呼ばれたら延々と自慢話ばっかりするのでちょっと興味を失っていたんだよな。

スポンサーリンク

場違いな会場で体験した事

まーでもタダでライブ見れるんだし美輪明宏ってチケット取りにくいって聞くし、何か得るものがあるかもと思ってたらライブ当日に台風が直撃!

うわー何だかメンドくせーと思いながら家を出た。
それにしても銀座なんて初めて来たよ多分。いつも東京でライブを観るとしたら新宿とか渋谷だもんなー。

ル・テアトル銀座の会場に入ると客層は予想どおりかなり年齢層高めだけど若い女性の姿もちらほら。
これはやはりオーラの泉の影響なのか?

しかし、若い男性の姿はほとんどない感じだった。

チラシに目を通すと休憩を挟んで2部構成だったと判明。

クラシックやジャズではよくあるけど、一番なじみのあるロックのライブでは2部構成なんて滅多にないなーなんて思いながら席を探すと後ろのほうとはいえどステージ真ん中でラッキーだった。

それにしてもル・テアトル銀座の会場は、前後の席の位置がやたらと狭いので通るときかなり不便。

開演前にしつこく何度も「携帯電話の電源はお切りください。マナーモードもご遠慮下さい」とアナウンスが流れていよいよ幕が開く。

1曲目は「おーテレビに出てる人だ」と思っているうちに終わってしまったが2曲の自作曲はすばらしい出来ばえだった。

美輪明宏の曲って『ヨイトマケの唄』しか知らなったけど、すぐれた作曲家なんだと実感した。(曲リストがなく初めて聴く曲ばかりなので以降曲名はすべて失念)

曲間で必ずMCと言うよりもトークが入るのだがこれがかなり面白い。

その後は昭和歌謡パレードみたいな構成で悪くはないんだけど段々退屈になり眠くなってくる。

しかし、前半最後の曲によってそれまでの雰囲気が一変する。

演劇的要素を取り入れ情熱的にエネルギーを歌にのせて放出する美輪に会場は圧倒される。

まわりの客の多くが涙を流しすすり泣いている。
なんだこれは
・・・

あっけにとられたまま後半がスタート。

前半最後の曲の流れを活かしたシャンソンが中心となった構成でここからが美輪明宏の本領発揮だった。

安定した音程、圧倒的な声量、豊かな表現力で観客を魅了していく。
そのステージの姿からは、神に選ばれし限られた者にしかない強烈なオーラとエネルギーを感じた。

ラストの『愛の賛歌』ではフランス語で歌い最後に美輪は投げキッスをして幕が下りた。

気づけば自分も立ち上がって涙を流して拍手していた。

しかし、普通ならこれで終わりなのだがその後アンコールで延々とオーラの泉などの話題でトークショーが続くのだった。
まあ面白かったからいいけどね。

しかし、その場面で携帯電話の着信音とアラームの音が複数回聞こえた。
あれほど携帯電話の電源はお切くださいって言ってただろーが《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!

とにかく美輪明宏が超一流のエンターティナー&表現者でチケットがとりにくい理由もよくわかった。

つーかバケモンだわこの人スゴ過ぎる。。。

コメント