モット・ザ・フープルがグラムロック路線に行く前のカントリーロック時代の3rdアルバム。
スケールの大きさとブラックミュージックの影響を色濃く感じる名盤だが、商業的には成功しなかった。
1. ウィスキー・ウーマン
2. エンジェル・オブ・エイス・アヴェニュー
3. ロング・サイド・オブ・ザ・リヴァー
4. ウォーターロウ
5. レイ・ダウン
6. イット・マスト・ビー・ラヴ
7. オリジナル・ミクスト・アップ・キッド
8. ホーム・イズ・ホエア・アイ・ウォント・トゥ・ビー
9. キープ・ア・ノッキン
10. イットル・ビー・ミー
11. ロング・レッド
粗削りながら可能性を感じるアルバム
何かの記事で読んだけどこのアルバム『ワイルド・ライフ』の出来をイアン・ハンターは満足していなくて「これじゃマイルド・ライフだよ」なんて言ってたらしいけどなかなかどうして味わい深いアルバム。
確かに派手さは全くなくイマイチ方向性に欠ける内容だから売れなかったのもうなづける。
だけど『ウォーターロウ』のゴスペル的なコーラスとハモンドオルガンの組み合わせはメチャメチャ渋くてカッコいいし、70年代の前半にこんなスケールの大きくて斬新な音楽をやっていたモットって結構スゴイバンドだったんだなーと改めて感じた。
ライブバージョンのカバー曲『キープ・ア・ノッキン』みたいなワイルドで凶暴なロックンロール曲をバンドとしては打ち出したかったはずなのに結局出来上がったのはまるで逆の内容のアルバムになっていた。
結局グラムロックブームに乗るまでモット・ザ・フープルはワイルドでキャッチーなアルバムを一枚も作ることが出来なかった。
それが今となってはちょっと歯がゆい。
ワイルド・ライフ収録曲の動画
Mott The Hoople – Keep A Knockin’
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