代表曲『インスタント・リプレイ』、『リライト・マイ・ファイヤー』を含むダン・ハートマン(Dan Hartman)のベストにして日本国内盤で入手可能な貴重なベストアルバム。
映画ストリ-ト・オブ・ファイアの挿入曲『あなたを夢見て』(全米6位)、ジェイムス・ブラウンに提供して大ヒットした『リヴィング・イン・アメリカ』(全米5位)も収録。
- ヴァーティゴ
- リライト・マイ・ファイアー
- キープ・ザ・ファイアー・バーニン
- ザ・ラヴ・イン・ユア・アイズ
- リヴィング・イン・アメリカ
- あなたを夢見て
- ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム
- ウィ・アー・ザ・ヤング
- フリー・ライド
- インスタント・リプレイ
- カウントダウン~ディス・イズ・イット
- キープ・ザ・ファイアー・バーニン(リミックス)
ダン・ハートマンって誰だ?
以前、メモ帳に次回買いたいCDリストと言うのをアーティスト名や曲名だけを書いておいて、いざCDを購入しようとする際にそのリストから探していた。(現在はAmazonの欲しいものリストを使っている)
その際にすでに記憶から無くなっていてどんな曲調だったかを記憶していないことが結構あったりした。
このベストアルバムを購入した時もダン・ハートマンの事はすっかり忘れていた。はて?ダン・ハートマンって誰だっけか?
それでもわざわざメモしといた自分の感性を信じていつものようにAmazonで『ベスト・オブ・ダン・ハートマン』を購入してみた。
ライナーを読むとどうやら元々ロック・バンド出身でディスコで新人として再デビューをして大成功したミュージシャンらしい。
たぶんダン・ハートマンと言う名前は知らなくても何らかのかたちで楽曲を聴いたことがある人は多いはず。
本作のオリジナルのタイトルは『Keep the Fire Burnin’』だが、日本市場向けに『ベスト・オブ・ダン・ハートマン』に変更されている。
オリジナルアルバムは2枚しかリリースしていないのでこの1枚あればマニア以外は十分楽しめる。
70年代のディスコヒットと80年代のサントラに曲提供
特に70年代から80年代前半のディスコがもっとも勢いのあったころの楽曲が素晴らしい。
最初の『ヴァーティゴ』からエライカッコいい!
『リライト・マイ・ファイヤー』を聴いて「あ!この曲の人だったのか!」気付いてちょっとうれしくなる。
てっきり黒人のミュージシャンの曲だと思ってた。
下の動画は『ヴァーティゴ』と『リライト・マイ・ファイヤー』を合体した楽曲。
知名度が高いのは、テイク・ザットのカバー曲のほうだったりする。
でもダン・ハートマンっていったらやっぱり『インスタント・リプレイ(Instant Replay)』でしょ。
軽快なリズムにポップでキャッチーなメロディー、2番のサビのスキャットをあえて歌わずにインストにする展開が、くどくならずにおしゃれでカッコ良い。
『あなたを夢見て(I Can Dream About You)』は、84年公開の映画ストリ-ト・オブ・ファイアの挿入歌になってヒットしたので確かにこの曲も聴いた事がある。
でも映画観ないからよくわかんないんだよなー。
『リヴィング・イン・アメリカ』は、JBバージョン(全米4位)のほうが圧倒的有名だからこっちのほうの動画にしちゃおう。
同じく1984年の映画『ブレイクダンス』のサウンドトラックに収録されている『Heart of the Beat』も作曲しているがこちらは収録されていない。
90年台からプロデューサー、そして晩年
90年台に入るとソロ活動はパッタリと停止してしまい、他のアーティストのプロデューサーとしての活動がメインになっていく。
才能にあふれたアーティストだったが、残念ながら1994年にエイズが原因で死去している。
本作はダン・ハートマンの死後に発表されたベストアルバムだ。
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