スマッシング・パンプキンズ/サイアミーズ・ドリーム(Smashing Pumpkins/Siamese Dream)

2020年3月14日

スポンサーリンク

ファーストアルバム不発の後のスマパンの大出世2ndアルバム。

ビリー・コーガンの奔放なアイディアとそれを表現する作曲能力とギターのテクニック、低音を中心にタイトにまとまったバンドサウンドは90年代ロックの金字塔。

Dragon Ashが『Grateful Days』でサンプリングした代表曲『トゥデイ』収録。

1. 天使のロック
2. クワイエット
3. トゥデイ
4. ハマー
5. ロケット
6. 武装解除
7. ソマ
8. 奇人U.S.A.
9. マヨネーズ
10. 宇宙少年
11. シルヴァーファック
12. スウィート・スウィート
13. ルナ
14. ピスアント

思えばスマパンを聴くようになったきっかけはダーシーだった。

当時のロッキング・オンのピンナップに載っていたティーカップを持って微笑んだベースのダーシーの姿があまりにもかわいかったのでこの『サイアミーズ・ドリーム』のCDを衝動買いしてしまったのだった。

ダーシー

当時はスマパンの音楽性などはまるで知らなかったから、やや分かりにくい面のあるスマパンのデビューアルバム『ギッシュ』の前に『サイアミーズ・ドリーム』を聴いたのはむしろ良かったのかも知れない。

最初から最後まで1曲たりと駄曲のない素晴らしく美しくアグレッシブなアルバム。

スマッシング・パンプキンズはほぼ一人で作詞作曲をこなすフロントマンのビリー・コーガンを中心として、凄まじいスピードとパワーで圧倒するドラムスのジミー、もう一人のギター、日系人だけど日本語が喋れないジェイムス、音楽的にはほとんど役に立ってないが、メンバーの潤滑油的役割の金髪美女ベーシスト、ダーシーと言う、実に妙なメンバー構成。

ちなみにあちこちのネット上のデータに堂々と掲載されている(amazonでも)某音楽評論家のビリーのアイディアをジェイムスがギターで具体化した云々の解説に関してはアルバムのギターのフレーズまでビリー・コーガンがほぼ一人で作ったものだから明らかな間違いである。(逆にジェイムスのアイディアをビリーが具体化した曲は何曲か収録されている)

高速リフでテンポが速く始まり急にゆったり遅くなる、突然の転調、計算されつくしたリズムとギターリフは勢い一辺倒で騒がしいだけの大半の当時の流行のグランジ・ロックをすでに飛び越えてしまっている感がある。

意図的にザラザラとした質感の音色と異常に強調された低音にメランコリックなメロディと静と動を繰り返すプログレ的な曲展開。

この『サイアミーズ・ドリーム』が発表されるまでそんなアルバムは存在しなかった。

そしてその後のスマパンでも、これほどのアルバムは作れなかった。

へヴィーなサウンドの原因のひとつは、曲のいくつかでビリーコーガンのギターのチューニングが半音下げになっている事が大きいようだが、普通こうするといかにもハード・ロック、ヘヴィメタ的なサウンドになってしまう。

とろろが、この時機のスマパンは、そうなってはおらずそれが非常に新鮮に聴こえた。

スポンサーリンク

当時の来日ライブについて

アルバムを発売直後にスマパンの来日ライブが渋谷ONAIRであったのだがハコが小さすぎて売り切れ状態だった。

それでも、どうしてもライブが観たかったので渋谷のオンエアーイースト前まで行ってダフ屋とギリギリまで交渉していたらなんと憧れのダーシーの会場入りに偶然巡り合った!

信じられない位、肌が白くてかわいかった~って今考えるとライブ開始の30分前に楽屋入りってナメてるよなぁ。

ライブの内容はアルバム『サイアミーズ・ドリーム』以上にとてつもなく良かった。
特にビリーのギターテクとジミーのドラミングの迫力には圧倒された。

それまで観た中でのベストライブ!そしてこれからもあらゆるライブの中で間違いなくベストライブだと思う。

しかし、次の来日から彼らは大箱クラスになり、演奏も徐々にヘビメタ化して行ってしまい、徐々に興味が薄れてしまった。
マジックが掛かっていたのはこのj時期だけだったけど、スマッシング・パンプキンズが一番勢いがある時期をリアルタイムで聴けたのはすばらしい体験だった。

  • オリジナルリリース 1993年

Itunes試聴&ダウンロード
Siamese Dream – スマッシング・パンプキンズ

【おすすめ関連レビュー記事】

スマッシング・パンプキンズ/サイアミーズ・ドリーム(デラックス・エディション)(DVD付)

サイアミーズ・ドリーム収録曲の動画

スマッシング・パンプキンズ関連CD/DVD

Rocket

Mayonaise

スポンサーリンク