70年代のボウイのライブ音源をかき集めた編集盤。
まとまりもなく音質もブートがちょっと良くなった程度だけど確かにレアの音源が結構収録されている。
- ALL THE YOUNG DUDES
- QUEEN BITCH
- SOUND AND VISION
- TIME
- BE MY WIFE
- FOOT STOMPING
- ZIGGY STARDUST
- MY DEATH
- I FEEL FREE
- HANG ONTO YOURSELF
- CHANGES
- I’M WAITING FOR THE MAN
- JEAN GENIE
- SUFFRAGETTE CITY
- ROCK’N ROLL SUICIDE
レアなライブ音源の寄せ集め
ただでさえコアなファン向けのライブアルバムの音源を曲も年代も場所もバラバラにつなぎ合わせた『レアレスト・ワン・ボウイ』はもう完全にデヴィッド・ボウイマニアのためのレア盤と言える。
それでは収録曲の紹介。
まずモット・ザ・フープルに提供した『ALL THE YOUNG DUDES』のボウイ自身が歌ったバージョンは1973年の録音だけど妙に声にハリがない。
オリジナルのモット・ザ・フープルのバージョンよりもキーが1音下げられているあたり、ちょっとジギー・スターダストに疲れていた頃の音源なのかも知れない。
『QUEEN BITCH』は映像もライブ盤もオフィシャルでは発表されていない1976年の貴重な音源。(その後ナッソー・コロシアム’76として正式リリースされた)
『SOUND AND VISION』と『BE MY WIFEは』ワールド・ツアーを行なったので音源も多い1978年のもの。
『TIME』 は以前はブートで出回っていた映像が今ではYouTubeで良い画質で見れてしまう1984 FLOWER SHOWのもの。
JBことジェイムス・ブラウンのカバー曲『FOOT STOMPING』はテレビ番組で演奏したのをそのまま録音した音源なので音はだいぶ悪い。
この曲は全米NO1ヒットとなった『フェイム』の原型のギターリフが聴ける。
これ以降はクリームのカバー曲『I FEEL FREE』を除いてすべてサンタモニカ1972ライブを編集した曲ばっかりになってしまう。
このあたりちょっと中途半場な感は否めない。
だってレアレスト・ワン・ボウイを買うファンは当然サンタモニカのライブ盤も買ってるって!
ジェフ・ベックが参加したアンコールの『ジーン・ジニー』が収録されてたら価値があったのに。(この映像もYouTubeで見れるけど)
とは言うものの、音質が悪いとは言えこんなバラバラな音源をまとめたアルバムってあんまりないのでやっぱり今となってはデヴィッド・ボウイのアルバムの中でも結構レア盤と言えるのかも知れない。
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Footstompin’
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