ザ・スミス/The Smiths

2020年6月12日

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モリッシーとジョニー・マーを中心とする80年代UKロックを代表するバンド、ザ・スミスのデビューアルバム。
UKチャートの2位を記録。

1. リール・アラウンド・ザ・ファウンティン
2. ユーヴ・ゴット・エヴリシング・ナウ
3. ミゼラヴル・ライ
4. プリティ・ガールズ・メイク・グレイヴス
5. ザ・バンド・ザット・ロックス・ザ・クレイドル
6. ジス・チャーミング・マン
7. スティル・イル
8. ハンド・イン・グローヴ
9. ホワット・ディファレンス・ダズ・イット・メイク?
10. アイ・ドント・オウ・ユー・エニシング
11. サファー・リトル・チルドレン

ザ・スミスというバンド名はイギリスで最もありふれた苗字から付けられたようだ。
日本で言うと『鈴木』や『佐藤』って所だろうか。

普通だったらなるべくカッコ良くて変わったバンド名を付ける所をあえて平凡で目立たない名前を付けた時点からこのザ・スミスの立ち位置は決まっていたように思う。

このアルバムに関しては、リアルタイムで聴いた訳ではないが、聴く前の期待は非常に大きかった。
そして1曲目の『リール・アラウンド・ザ・ファウンティン』を聴き終わった時のガッカリ感も良く覚えている。

もっとガーンとくるビートで来るかと思ったのに、何のひねりもないチープなリズムマシーンのようなビートに間違えないように置きにいってる感丸出しの演奏にモリッシーの念仏のようなヴォーカルが乗っていた。

アルバムの最後まで聴いても何が良いのかさっぱり分からず数ヶ月ほったらかした。
しばらく経って聴いてみてもやっぱり何が良いのかはわからなかったが、何故か段々と聴く回数が増えていった。
歌詞カードを見ると妙に情けない事が書いてあり、これがロックの歌詞か!と妙な衝撃を受けた。

音楽的にはネオアコに分類される事もあるザ・スミスだが、実際に聴いてみるとそんな耳障りのよい音楽では無い事がわかるだろう。
最初からBGMになる事を拒否するかのような姿勢はパンクと同質のものを感じた。

『ミゼラヴル・ライ』は1曲目と同様にゆっくりと始まり、またこの手の曲かと思わせて急にテンポアップして攻撃的なサウンドに変化する。
モリッシーの歌い方はまるで普段穏やかなオネエが、何かのきっかけでキレて『キー!』とわめいているようにも思えるし、いじめられっ子が開き直って両手を振り回して暴れ出したようにも思える。

似たようなタイプの曲が多い中、一番聴きやすいのはシングルの『ジス・チャーミング・マン』
ジョニー・マーによる複雑かつ繊細で躍動感のあるギター、小気味良いリズムにモリッシーの歌も伸びやかでポップソングとして完璧と言ってよいほど完成度が高い。

その他の大半の曲に関してはハットフル・オブ・ホロウに収録されているバージョンの方がバンドとしての演奏は硬さが取れているし勢いもある。

このデビューアルバムを聴く限りは才気走ったまだまだ発展途上のバンドと言った感じ。
それでも何度も聴き返してしまう魅力が詰まっている。

モリッシーはおそらく、暗くネガティブでかっこ良くない初めてのロックスターだろう。
そういや最近、モデルの栗原類がモリッシーのファンだと言ってるのを聞いて妙に納得してしまった。

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ザ・スミス収録曲の動画

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The Smiths – This Charming Man

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The Smiths

Posted by nasumayo