ベスト・オブ・ジョージ・ベイカー(George Baker)

60年代以前

名曲 『リトル・グリーン・バッグ(Little Green Bag)』を収録したオランダのバンド、(つってもジョージ・ベイカーのソロプロジェクトみたいなもん)のベスト盤。

『リトル・グリーン・バッグ』ってどんな曲だっけって?
『爆笑!レッドシアター』のオープニングテーマやCMソングに何度か使われているあの曲ですよ。

  1. リトル・グリーン・バッグ
  2. ディア・アン
  3. ミッドナイト
  4. オーバー・アンド・オーバー
  5. ナタリー
  6. ママ・オー・ママ
  7. ホリー・デイ
  8. アイム・オン・マイ・ウェイ
  9. マリー・ジャンヌ
  10. ベイビー・ブルー
  11. フライ・アウェイ
  12. 恋の歌を唄おう
  13. パロマ・ブランカ
  14. モーニング・スカイ
  15. ワイルド・バード
  16. 愛しのマニャーナ
  17. ビューティフル・ローズ
  18. マーリャ
  19. ロジータ
  20. シング・フォー・ア・デイ
  21. オール・マイ・ラヴ
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リトル・グリーン・バッグ以外の曲は?

以前から日本でも各メディアで聴く機会の多かった『リトル・グリーン・バッグ(Little Green Bag)』が、あまりに名曲だったので、きっとジョージ・ベイカーの他の曲もヒットはしなかったとしても名曲が多いに違いない!と勝手に思い込んでこの『ベスト・オブ・ジョージ・ベイカー』を購入してしまった。

それにしてもなんでしょうこのジャケット写真は。
トランプにグラスってかなりテキトーな間に合わせ感がただよって駅前で売っている1000円CDみたいなやっつけ仕事っぷり。

さあ早速聴いてみよう、1曲目からいきなり『リトル・グリーン・バッグ(Little Green Bag)』だ。あのベースのイントロが印象的なジャジーなAORって感じで、うーんやっぱり名曲だ。

1969年にリリースされたこのデビュー曲が、いきなり全米チャートインする大ヒットとなった。

ただよく聴いてみるとギターは単純な裏打ちのカッティングのみだったり、演奏はあまりうまくない。

とくかくカッコ良いのはベースラインと突拍子もなく始まるご陽気なメロディーラインだかそれだけで十分に魅力がある。

続いて2曲目『ディア・アン』、あれ何これ?カントリーミュージック?
3曲目以降もそんな感じでアルバムは続く。

あれ?これってベストアルバムですよね?

『リトル・グリーン・バッグ(Little Green Bag)』以外のヒット曲と言えば、『パロマ・ブランカ(Paloma Blanca)』 が、アメリカを含めて小ヒットしたらしいけど、リコーダーの演奏を交えた牧歌的な雰囲気はあまりにも『リトル・グリーン・バッグ』のイメージとかけ離れていてピンと来ない。

他に1曲だけ『アイム・オン・マイ・ウェイ』が、ラテンロックみたいで面白かったけどあとはひたすら地味なカントリー風の曲ばっかり。

この内容では正直日本人のロックファンにはかなりキツイ。

アルバムの最後まで聴き終えて印象に残っているのは『リトル・グリーン・バッグ』と『アイム・オン・マイ・ウェイ』のみだった。

アルバム総評

少なくても『リトル・グリーン・バッグ』以外にオシャレでジャジーな曲はまったく見当たらず。

普通は一発でもヒット曲出したら2匹目のドジョウを狙った似たような曲を作りがちだけどジョージ・ベイカーは違ったらしい。

本当に『リトル・グリーン・バッグ』だけだったのね。

オランダではトップ10ヒットを連発する大スターだったらしいので曲自体は悪くないと思うけど『リトル・グリーン・バッグ』を聴いて気に入ってCDを購入したファン層と内容にだいぶズレがあるように思える。

そんな訳でこの『ベスト・オブ・ジョージ・ベイカー』もいつの間にか廃盤になってしまった。

『リトル・グリーン・バッグ』のみを個別でダウンロード購入するかサブスクで聴けば十分といったアルバムだった。

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