80年代から活動するオシャレ系洋楽の教祖?スウィング・アウト・シスター4年ぶりの来日ツアー。
2018年のツアーでは唯一のホールライブである関内ホールに行ってきた。
近所で観るスウィング・アウト・シスター
スウィング・アウト・シスターは、確かに好きなんだけど、ベストとアルバム3枚ほど聴いた程度でそこまで熱心なファンでは決してなかった。
しかし、自分にとって徒歩で行けるほど近所の関内ホールでライブを行うと知るとライブに行ってみたくなった。
思い入れも特になかったので楽曲を聴きなおしての予習、復習もまったくしてこなかった。
どちらか言うとライブよりもCDで聴きたいタイプのアーティストだし、特にワクワクする気持もなく会場に着いた。
関内ホールは、リニューアルしたばかりでその記念の目玉として今回のライブが企画されたらしい。
チケットはすでにソールド・アウトになっていた。
そりゃそうだよね。
これだけメジャーなアーティストのライブがこれだけ小さなホールで観れるなんでラッキーだもの。
神奈川県民ホールでも良かったのでは?と思ったけど、最近の洋楽の不人気はかなりのもんだからなー。
この前なんかポール・ウェラーがライブハウスツアーだったもんな。行ってないけど。
座席は19列目で「結構良い席じゃん」と思ってたけど、ひさびさのホールで観るとステージとは、かなり距離を感じた。
洋楽にありがちな前座はなしでほぼ定刻通りにライブはスタートした。
最初の3曲くらいは残念ならが聴いた事がない曲だったが、ベテランらしくしっとりと聴かせるスタート。
バンドは、オリジナルメンバー2人に加えてドラム、パーカッション、ギター、ベースにコーラス1人というかなりシンプルな構成。
ヴォーカルのコリーン・ドリュリーは、ずっとおかっぱだし、遠目にみれば80年代とたいして変わってないように思える。
考えてみたら今はオシャレなジャジー路線だけど、デビュー当時の80年代はユーロ・ビートだったんだもんなー、本当に時代を感じる。
『Am I the same girl』は、ライブで聴いてもやっぱり良い曲。
ただブラスのアレンジがキモな曲だっただけにこの編成では少し演奏がさびしい気がした。
日本のテレビドラマ『真昼の月』の主題歌「Now You’re Not Here」(あなたにいてほしい)が日本で一番メジャーで人気曲だというのは充分理解していてラスト周辺にもってきた。
まとめ
休憩も挟んで2部構成で正味2時間ちょっとでちょうど良い長さだった。
後ろの座席にいた客の会話によると、やはりホールだけあってビルボード・ライブよりは曲数も多めにやってくれたらしい。
でも 『Somewhere in the world』が一番聴きたかったんだけどやってくれなかった。
ベーシストがかなりの腕前でこの人を中心にうまくまとまっているバンド演奏だった。
ただ、今はこんな路線なのは理解しているけど、ギターの音色がクリーントーンのカッティングばかりだし、サックスもいないので中音域に物足りなさを感じたのも確かだった。
コリーンは必死に盛り上げようとしていたが、いかんせん観客の年齢層が高いため、反応は鈍かった。
アンコールの『Breakout』で無理やり気味に「やれやれ」って感じで立たせた感じだが後半に進むにつれ有名曲をつぎ込み確かに盛り上がった。
それにしてもコリーンが何度も「オネゲェシマス」って言ってたけど誰が教えたの?
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