元ドクター・フィールグッドの初代ギタリスト、ウィルコ・ジョンソンのイギリスで行われた2つのライブ音源を編集したライヴアルバム。
原盤のタイトルは『Don’t let your Daddy know』でリリースされた日本盤。
80年代後半の貴重なライブ音源
いや本当にマイナーなアルバムばっか取り上げてるなーと思ってたけど今回のウィルコ・ジョンソンのライヴ盤に関しては書いた時点ではamazonのカタログのジャケット写真どころか曲リストもなし!って状況だった。
あらためてウィルコ・ジョンソンのマイナーさに気付いたのだった。
時期の詳細は分からないが、90年発売なのでおそらく80年代後半辺り、場所はイギリス国内の2箇所のライブ音源を合わせて編集した内容で1~4曲目がケニングトンにあるザ・クリケッターズ、5曲目以降がブットニーにあるハーフ・ムーンでそれぞれ行われたライブを収録している。
バンドメンバー
- ウィルコ・ジョンソン(Vo.Gt)
- ノーマン・ワット・ロイ(Ba)
- サルバトーレ・ラムンド(Dr)
まあこんなマイナーなアーティストの小さなライブアルバムをわざわざ日本盤で解説付きで発売していた洋楽ファンには良い時代があったつー事ですな。
演奏自体はまあ普通のウィルコ・ジョンソンの感じだと思うんだけどこれがまたいいんだな。
1曲目の『エヴリバディーズ・キャリング・ア・ガン』が始まりリズム隊のハネたビートとウィルコ・ジョンソンの例のカッティングが始まると「うん!これこれ!」って感じでライブがスタートする。
リズムカルにザクザク弾くけど指弾きだから音色が柔らかい、こんなギターが弾けるのは世界中でウィルコ・ジョンソンだけだもの。
ギターの音色がスタジオ盤よりもコンプレッサーかけすぎでちょっとパキパキしすぎるのが気になるけど、ウィルコ・ジョンソンの本領を発揮するのはやっぱりスタジオ盤よりもライブなんだなと実感。
ウィルコ・ジョンソン自身がリラックスして地元のパブで演奏している情景が浮かんでくるような名盤。
ウィルコ・ジョンソン/ライヴ収録曲の動画
Don’t let your Daddy know
コメント
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気持ち良さそうな演奏ですね
日本でももっとたくさんこういう自然体な演奏できるバンドが居ると良いのに
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自然体というのは大切ですね。
もっと本能のままのステージを動く回るバンドが出てきて欲しいですね。