デヴィッド・ボウイ/レッツ・ダンス(David Bowie/Let’s Dance )

2019年5月27日

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デヴィッド・ボウイのキャリアの中で最も売れたアルバムであり、3曲のシングルヒットを含むダンスアルバム。
スケアリーモンスターズから3年の沈黙を破り発表されたレッツ・ダンスは当時の最先端のサウンドで手堅くまとめ、それまでのデヴィッド・ボウイのイメージを一新するとともに新たなファンを獲得したが・・・

1. モダン・ラヴ
2. チャイナ・ガール
3. レッツ・ダンス
4. ウィズアウト・ユー
5. リコシェ
6. クリミナル・ワールド
7. キャット・ピープル
8. シェイク・イット

カルトスターであり続ける事に飽きたのか疲れたのか、はたまたマイケル・ジャクソンのようなスーパースターになりたかったのかは定かではないが、80年代に入りデヴィッド・ボウイは急激な売れ線に走りだした。

ベルリン時代のアーティスティックでお世辞にも聴きやすいとはいえないサウンドから超大衆的な聴きやす過ぎるサウンドへ当時の売れっ子プロデューサー、ナイル・ロジャースによってまたしても『チェンジス』したのだった。

ナイル・ロジャースにバーで偶然出会ったボウイは、「売れるヤツを頼む」と依頼した。
歌詞も、それまでのような抽象的で分かりにくいものからシンプルで分かりやすくした。

オープニング曲のホーンセクションの効いた『モダン・ラヴ』でグッとひきつけてつかみはOK!

次の『チャイナガール』はイギー・ポップとの共作だが、どこかいびつでゴツゴツしたイギーバージョンとは対象的な角のとれたボウイバージョンは最近でもテレビの中華料理や中華街の紹介コーナーのBGMとして使われたりしている。


タイトル曲、『レッツ・ダンス』のビートルズ風コーラスのイントロは今聴いてもインパクト大。
こちらもCMやらラジオやらでいまだによく使われている。

例のギターリフは、ナイル・ロジャースのアイディアによるもの。

ギターソロのほとんどを弾いているのは、有名になる前のスティーヴィー・レイ・ヴォーン。
良いギタリストを見つける事に定評のあるボウイがオーディションでレッツ・ダンスのレコーディングに抜擢したが、どうやらギャラなどでもめてその後のツアーには不参加だったのは残念。

その後にレイ・ヴォーンは飛行機事故で帰らぬ人となった為、ボウイとの共演は2度とかなわなかった。

3曲目まで曲のクオリティ、構成も大変良い流れで申し分ないが、どうしても4曲目以降はやたらと印象が薄くオマケといった感がぬぐえない(オマケのほうが多いって!)
それでもエコーの効いたドラム、豪華なホーンセクション、シズル感のあるギターなど80年代感がたっぷり味わえるクリアな音でありながら、シンプルでタイトなサウンドにまとめたナイル・ロジャースのプロデュースっぷりはさすが!
必ずと言っていいほど曲の中盤でアドリブのギターソロが入るのが今聴くとちょっと古臭いけど、リズム感を重視して音数を極限まで減らしたシンプルなアレンジは今聴いてもポップで楽しめるダンスアルバムになっている。

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カルトスターからスーパースターへ

いつも裏側のヒーローだったデヴィッド・ボウイが『レッツ・ダンス』で初めて表側に回った。
この変化がいつもの気まぐれで1回限りだったらボウイ本人もファンもどれだけ楽だったろうか。
そして、この後のボウイは長い長いトンネルに入る事になるのだった。


iTunes試聴&ダウンロード
Let’s Dance
デヴィッド・ボウイ

【アルバムデータ】

  • リリース 1983年
  • プロデュース ナイル・ロジャース、デヴィッド・ボウイ
  • チャート 英1位 米4位

Next⇒トゥナイトTonight (1984年)
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