デヴィッド・ボウイ/ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ(DavidBowie/Black Tie White Noise)

2019年6月3日

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80年代半ばからの低迷期~ティン・マシーンを経て、発表された7年ぶりのデヴィッド・ボウイ個人名義のソロアルバム。
本人が全編に渡りサックスを演奏してナイル・ロジャースが再びプロデュース、フリージャズとエスノとロックの融合的なサウンドを展開し久々に全英チャート1位を獲得。

1. ザ・ウェディング
2. ユーヴ・ビーン・アラウンド
3. アイ・フィール・フリー
4. ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ
5. ジャンプ・ゼイ・セイ
6. ナイト・フライツ
7. パラス・アテナ
8. ミラクル・グッドナイト
9. ドント・レット・ミー・ダウン&ダウン
10. ルッキング・フォー・レスター
11. アイ・ノウ・イッツ・ゴナ・ハプン・サムディ
12. ザ・ウェディング・ソング

ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ 』のデヴィッド・ボウイの気合の入れようは半端じゃなかったはずだ。
80年代後半の音楽的な低迷からドラッグの影響等で『すでに終わった人』扱いを受けていたボウイにとって、再起を図る第1弾アルバムだったからだ。
ナイル・ロジャースはソツなく仕事をして全く隙のない当時としては最先端のサウンドだったと思う。
しかし逆にそれが弱点にもなっている。

デヴィッド・ボウイのアルバムにしては、妙に安定感のありすぎる『置きにいった感』が出てしまっているのだ。
ファンからするとなんとも微妙なアルバムだと思う。

確かに80年代~ティン・マシーン期の低迷から奇跡的な復活!
久々の全英1位獲得!などと当時のレコード会社や音楽雑誌が書きたてたように感動的な作品に思えた。
しかし1年くらい経って改めて聴いてみると「やっぱそんなに良くないわ・・」と感じてしまった。

やはりまだリハビリ期間だったからなのか、後のインタビューでプロデューサーのナイル・ロジャースの語ってたとおりのオーバー・プロデュースで時間をかけ過ぎたせいなのか、1曲目からいきなりウェディングベルがなる激しい公私混同ぶりがいけなかったのか(当時モデルのイマンと結婚)

何よりもこのアルバムからその後のライブの定番曲が1曲もないのがイマイチ感を物語っている。

一番出来が良い曲がモリッシーのカバーの『アイ・ノウ・イッツ・ゴナ・ハプン・サムディ(I Know It’s Gonna Happen Someday)』のカバーでオリジナル以上に曲の魅力を全開にさせた。

この曲はボウイのアルバム、ジギー・スターダスト(David Bowie/Ziggy Stardust) に収録された『ロックンロールの自殺者』へのオマージュだったって言われてる。
そんな曲をカバーするなんて余裕あるじゃんとも言えるし、カバー以上に目立つ曲がなかったとも言える。

ボウイのヘタウマサックスは良い味出してるし、普通のベテランミュージシャンだったら充分満足の出来だけど、ちょっと物足りなさも残る。
それでも80年代後半のような気の抜けた感じはなくやりたい音楽をやっているのは伝わってくる。


Itunes試聴&ダウンロード
Black Tie White Noise:- デヴィッド・ボウイ

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ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ収録曲の動画

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