シングル『キス・ミー』が日本でもお馴染みのテキサス出身のバンド、シックス・ペンス・ノン・ザ・リッチャーの新曲3曲と日本盤未収録7曲を含むベスト盤。
- キス・ミー
- ルーザー・ライク・ミー
- ニード・トゥ・ビー・ネクスト・トゥ・ユー
- ブリーズ
- ダンシング・クィーン
- メロディ・オブ・ユー
- アイ・キャント・キャッチ・ユー
- アイ・ジャスト・ワズント・メイド・フォー・ジーズ・タイムズ
- ゼア・シー・ゴーズ
- ドント・ドリーム・イッツ・オーヴァー
- アイ・ニード・ラヴ
- ブリーズ・ユア・ネーム
- US
- ザ・グラウンド・ユー・シューク
- トゥー・ファー・ゴーン
- ウェイティング・オン・ザ・サン
- ブライトゥン・マイ・ハート
- トラスト (リプリーズ)
- キス・ミー (ジャパニーズ・ヴァージョン)
オシャレ系ポップスにトドメを刺す名曲ぞろい!
ちなみに たまにバンド名を間違う人がいるけど『シックス・センス』(それじゃホラー映画だって!)じゃなく『シックス・ペンス』です。
日本ではアルバムは『ディヴァイン・ディスコンテント 』と『キス・ミー』のみが発売されているようなのでベスト盤ってのは聴く前にちょいと不安があった。
シングルヒットした『キス・ミー』以外はクズ曲ばっかりだったりしてなどと余計な心配をしていた。(でもありがちなパターン)
確かにキャリア的にはベスト盤を発売するには時期尚早だったのかも知れないし、第一曲が足りなくても仕方ない状況だったはずだ。
しかし、聴いてみておったまげた!
『ダンシング・クィーン』のカバーあり、『キス・ミー』の日本語バージョンありの盛りだくさんの全19曲全部がすばらしい名曲ぞろいだった。
『キス・ミー』の日本語バージョンの発音は充分に及第点でファンがガッカリする出来ではないし『ダンシング・クィーン』のせつないアコースティックバージョンアレンジもよかった。
シングル『キス・ミー』はあちこちで流れているので知っていたけど、こちらもラジオや有線でよく流れていた『ゼア・シー・ゴーズ』がシックス・ペンス・ノン・ザ・リッチャーの曲ってのは知らなかった。(オリジナルはラーズのカバー)
ずっと誰の曲だろう?って思っていて今回偶然見つけてられたのがかなりうれしい発見だった。
アルバム総評
それにしてもこのいかにもヨーロピアンなオシャレで繊細な音楽を創っているバンドがアメリカの片田舎テキサス出身というのはかなり驚きだった。
21世紀のカーペンターズって言っても良いくらいストレートな名曲ぞろいだけど、ちょっとだけ一筋縄でいかないヒネクレセンスが見え隠れするのがオルタナティブを経由した世代のスパイスって感じで効いている。
マット・スローカムのソングライターとしての才能とレイ・ナッシュのキュートではかなげなヴォーカルが最高のコンビネーション!
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