これまで衛星放送で7曲が公開されていたデヴィッド・ボウイの2000年のグラストンベリーフェスティバル出演時の音源とライブDVDを収録した完全版。
選曲がかなり良くて代表曲の大部分を網羅している。
- イントロダクション(グリーンスリーヴス)
- 野性の息吹き
- チャイナ・ガール
- チェンジズ
- ステイ
- 火星の生活
- アブソリュート・ビギナーズ
- アッシュズ・トゥ・アッシュズ
- 愛しき反抗
- リトル・ワンダー
- ゴールデン・イヤーズ
- フェイム
- すべての若き野郎ども
- 世界を売った男
- ステイション・トゥ・ステイション
- スターマン
- ハロー・スペースボーイ
- アンダー・プレッシャー
- ジギー・スターダスト
- ヒーローズ
- レッツ・ダンス
- アイム・アフレイド・オブ・アメリカンズ
30年ぶりに出演したグラストンベリーフェスティバルライブ
グラストンベリーフェスティバルには30年振りとなる出演となったデヴィッド・ボウイ。
30年前つーとまだ『ジギー・スターダスト』も発表していない頃だったから、『スペイス・オディティ』の一発屋扱いされてたかも知れない頃だ。
その後の30年間でボウイは、多くの名曲、名盤を生み出し、満を持しての30年ぶりの出演となった。
2000年はボウイはツアーは行わなかったのでこのフェスにかける思いは特別なものがあったようだ。
その為、常に現役感を出して最新アルバムからの選曲が中心の通常のツアーとは違い、ヒットパレード的な選曲となっている。
CDでは『 ゴールデン・イヤーズ』までがディスク:1 、『フェイム』以降がディスク:2に収録されている。
- デヴィッド・ボウイ(Vo,Gt)
- アール・スリックEarl Slick(Gt)
- マーク・プラットMark Plati(Gt)
- スターリン・キャンベルSterling Campbelll(Dr)
- ゲイル・アン・ドロシーGail Ann Dorsey(Ba)
- マイク・ガースンMike Garson(Key)
- Emm Gryner、Holly Palmer(Cho)
DVD
やっぱり映像付きからこっちからでしょ!とまずDVDから観てみた。
こんなの結局、YouTubeで観れるでしょ?っていうのはライトファンの考えで、やっぱり家の大画面で高音質で見たいのがコアなファンの心理なのだ。
画質はあまり良くないとも聞いていたけど悪くない、音質も他のボウイのライブDVDと比べるとかなり良いほうと言える。
BBCが監修しているからアングルとかカメラ割りも無駄がなく臨場感もある。
通常のライブDVDってMCはほとんどカットされがちだけど、ボウイのMCもほぼノーカットっぽく収録されてるのはポイントが高い。
そして何よりもちゃんとMCに日本語の字幕が付いていた!
ボウイのMCって聴き取りにくいから日本盤を購入して良かったー。
全部見終わっての感想は、確かに良いライブだけどそんな大絶賛するほどかな?ボウイの声は出ているほうだけど普通よりちょっと良いくらいの調子かなと。
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CD
こっちを聴くまでは、映像のDVDがメインでCDがオマケとすら思っていた。
だけどCDを聴いてみてやっぱり逆だったと実感した。
DVDの音源とはまったく違う迫力があり、音が立体的で臨場感がある。
またあくまでもボウイのヴォーカル中心だったDVDと違ってコーラスを含めて各パートの音がキレイに拾われてる。
特に『ステイ』のアール・スリックのギタープレイを中心とするバックの演奏は。DVDでは感じられない迫力があった。
アルバム総評
『グラストンベリー 2000』には選択肢が多い。
まずCDのみにするか、DVD付きにするか、そして輸入盤にするか、日本盤にするかのバリエーションがある。
LPとかストリーミングも含めるともっと多い。
今回、日本盤にはボーナストラックは収録されていないが、輸入盤もそれほど安くなっていないのでやはり日本語字幕とライナーが付いた日本盤のDVD付きが一番のおすすめかな。
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