スティーヴィー・ワンダーとワンオクのパクリ騒動に関しての2重の勘違い

2022年1月5日

スティーヴィー・ワンダーとワンオクのパクリ騒動

キリンの缶コーヒー、FIREファイア)のCMソングとしてスティーヴィー・ワンダーの『フィール・ザ・ファイア(To Feel the Fire)』が、ふたたび起用された際にONE OK ROCK (ワンオク)のファンから「知らない外人がワンオクの曲をパクっている」っていう記事を読んだ感想。

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目次

日本の音楽界はあまりにもガラパゴス化しすぎてしまった!?

そもそもこの事を知ったのはこちらの記事からだった。

知らない外人が「ワンオク」をパクッた!? スティービー・ワンダーを聞いたことない若者たち

この話題のちょっと前にU2を存在を知らない若い音楽ファンの事を話題にしたけど、あのスティーヴィー・ワンダーの事を知らない外人って呼ぶって無知にもほどがあるだろ・・・などと思ったりもしてネタ元を探してみたけど見つからなかった。

つぶやいた人達もさすがに恥ずかしいと気付いて削除した?それとも最初からネタだったのか?

そもそも『フィール・ザ・ファイア』という曲自体が、キリンがFIREのCMソングとしてスティーヴィー・ワンダーに依頼して1997年に発表された。だからタイトルに『ファイア』って入っている訳だし。

実はワンオク以外にもGacktもカバーしている、もちろんスティーヴィー・ワンダーのオリジナル曲。

音楽なんてまったく興味ないって人以外は、スティーヴィー・ワンダーの存在自体を知らないのは音楽ファンとしてちょっと恥ずかしい。

だってその人が大好きなワンオクが影響されてカバーしたミュージシャンでもある訳だし。

Talking Book

好きなアーティストのバックグラウンドを調べ、そのアーティストが好きだった曲やら影響されたミュージシャンを辿っていく、
そんな音楽ファンなら当たり前のような聴き方を現在の若いリスナーはしない人が多いのかも知れない。

そして問題は、スティーヴィー・ワンダーを知らない事以外にもう1つあるのだ。

パクリとカヴァーの違いが分かっていない

実はごっちゃになっている人が多いかも知れない。
パクリは元曲のミュージシャンの許可を取らずに勝手に曲の全部、または一部を自分の曲として発表する事。

カバーは元曲のミュージシャンの許可を得てクレジット表記もして著作権料金を払って演奏させてもらう事。
なので全くの別物で今回のワンオクはもちろんれっきとしたカバーなので何の問題もない。

問題だったのはそれを知らずにパクリだと拡散した人たちだった。

このブログで似ている曲として紹介しているのはパクリの方、カバーなんて紹介しても面白くもなんともねーし。

ちなみに曲の一部をサンプリングしたりするのもちゃんと著作権料金は発生しているのであれもパクリではない。(JBみたいに著作権フリーにしているミュージシャンもいるけど)

ワンオクを知らないのも自慢にならないけどね

なんて話題があったりすると今の若者はスティーヴィー・ワンダーも知らないのかって話になって、その反面ワンオクなんて知らんって事で終わるおっさんもコメント欄には多いように見えた。

だけどそれって何の自慢にもならないばかりか『知らない』って事に関してはスティーヴィー・ワンダーを知らない若物と同じようなレベルなんじゃないの?

ワンオクは最近の日本のバンドの中では人気、実力ともにあってマイナーとは言えない存在な訳だし、やっぱり知らない事をえばって言うようなことじゃない。
まあこれがきっかけでスティーヴィー・ワンダーを知った若者も多いだろうし、ワンオクを知ったオールドファンも多かっただろう。

やっぱりカバーってそのミュージシャンがどんな音楽に影響されているかが分かって面白いし、若い音楽ファンに過去の名曲を知ってもらっておっさん達には新しいバンドを知ってもらう為にJ-POPにはもっと洋楽のカバーをして欲しいところだ。

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Posted by nasumayo