ケイティ・ジェーン・ガーサイド脱退後に発表されたデイジー・チェインソーの2ndアルバム。
2代目ヴォーカリストはケイティとスージー・スーを足して2で割ったような感じのベリンダ・リース。
- Future Free
- Belittled and Beaten Down
- Sleeping With Heaven
- Love Me Forever
- Candy Floss
- Life Tomorrow
- Zebra Head
- Unit Shifter
- Diamond of the Desert
- Mosquito
- Greatest God’s Divine
- Voice for a Generation
- Looking for an Angel
忘れ去られた?2ndアルバム
デイジー・チェインソーといえばやっぱりケイティの話題しかほとんど出てこない。
2代目ヴォーカルのベリンダの在籍時のことは無かったことになっているの?ってくらいAmazonにも日本盤のレビューがない。
それほど無視されているアルバムがこの『フォー・ゼイ・ノウ・ノット・ホワット・ゼイ・ドゥ』なのかも知れない。
じゃあよっぽど内容がヒドかったんだ?と言うと全然そんな事はなく、相変わらずギターのクリスピン・グレイを中心としたバンドサウンドは、ただの騒がしい音じゃなくて独特のうねりと輝きを放っている。
むしろファーストよりもバンドとしてのまとまりや聴きやすさを考慮すると、こちらのほうが音楽的な完成度は上だと言える。
これは紛れもなくデイジー・チェインソーのサウンドでのちのクイーン・アドリーナとも感触が違う。
ケイティのぶっとんだキャラクターが先行するファーストに比べてベリンダ・リースのヴォーカルは良くも悪くもかなりオーソドックスでそつなくこなしている。
バンドのサウンドとも声質もマッチしているし『Mosquito』のようなけだるく歌う楽曲はケイティにはない魅力がある。
ただあまりにも前任者ケイティのインパクトが強すぎたために印象にはあまり残らないのはちょっとかわいそう。
だからすぐに脱退しちゃったのかな?
だって1曲目から『フューチャー・フリー』のセルフカバーだもんねぇ。
ケイティ比べるなってほうが無理があるし、クリスピンのケイティ戻ってきてぇ。・゚・(ノД`)・゚・。って思いが伝わってくるような感じでちょっとせつない・・・
アルバム総評
どうやらベリンダとバンドは、うまくいかなかったようでアルバムリリーズ後に脱退。
デイジー・チェインソーは、クリスピンをヴォーカルにしてDizzy Q Viperと改名して再出発したがこれも長続きしなかった。
ケイティとクリスピンがクイーン・アドリーナで復縁した今となっちゃ確かに不要なアルバムかもしれないけど、結構好きなんだよな~このアルバム。
このまま忘れ去られるにはもったいない!
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コメント
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こんにちは。お邪魔いたします^^
久々に聴いたら当時よりも「カッコいい」アルバムに
感じました。やはり当時は、どうしてもケイティ在籍時と
比べてしまい「90年代版スージー&バンシーズ」にしか
聴こえなくて物足りなかったのですが、今聴くと4曲目の
Love Me Foreverなど、確かに当時のケイティでは
表現不足な部分を、ベリンダ嬢はそつなくこなしていますね^^
ケイティが「素敵」なら、ベリンダ嬢は「不敵」というか。
曲もよく聴いたら「イレヴン・ティーン」より丁寧で良く
出来ている感じがします。クリスピンのセンスが光っていますね^^
クイーン・アドリーナに近い・・・かな?
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こんにちは。
このアルバム意外といいですよね。
安定感があって好きなんです。
クイーン・アドリーナとも共通点ありますよね。
そう考えると1stのあの異常なテンションの高さが特別だったんでしょうね。