90年代ロック、最後のロックムーブメントと言われるグランジ、オルタナディブを代表するバンド、ニルヴァーナの代表作が本作『ネヴァーマインド』。
- スメルズ・ライク・ティーン・スピリット
- イン・ブルーム
- カム・アズ・ユー・アー
- ブリード
- リチウム
- ポーリー
- テリトリアル・ピッシングズ
- ドレイン・ユー
- ラウンジ・アクト
- ステイ・アウェイ
- オン・ア・プレイン
- サムシング・イン・ザ・ウェイ
閉塞していたロックに風穴を開けたアルバム
音楽好きなら誰にでも特別な思い入れのあるアルバムがある。
そしてその特別なアルバムは、ある世代にとって共通のとてつもない影響力を持った1枚である場合があるが、ニルヴァーナのメジャーデビューアルバムである『ネヴァーマインド』、このアルバムはまさに90年代それに当たるだろう。
かつてはカウンター・カルチャーだったロックも80年代を向けえると産業ロックと呼ばれる大衆的で無難なスタジアムでライブを行うロック・バンドが人気になっていた。
80年代後半にはテクニック至上主義の産業ヘヴィメタ、ハードロックが人気となったが、これらの音楽に満足しきれない若者は一定数いた。
ロックにとって暗黒の時代の80年代が終わった直後、発表されたこの『ネヴァーマインド』のインパクトはかなりのものだった。
『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』のイントロを聴いた時に確かにこれが俺たちの時代のロックだと直感した。
テクニック至上主義の速弾きギターが主流だった当時のロック界にシンプル極まりないコードで音楽理論を無視する無茶なコード進行、ゆっくりと静かに始まり突然激しく爆発するような演奏は当時の生ぬるい音楽シーンではとてもインパクトがあった。
確かにそれまでもメジャーコードでマイナーっぽいロック的なコード進行は普通にあったが、これを16ビートのカッティングギターで演奏したのが、進化版パンクといった感じでかなり新鮮な印象を受けた。
このPVは、なぜかステージに登場するチアガールが印象的だが、これもカート・コバーンのアイディアだと知ってその多才ぶりに驚いたりもした。
日本でも爆発的に人気が出たのは賛否両論のある湿り気のある聴きやすいサウンドプロデュースによる所が多いだろう。
今聴くとやや古臭く聴きやすすぎる印象を受けるが、このサウンドでなけらばここまでは売れなかっただろうし、もしかしたらこのニルヴァーナというバンド自体の存在が日本では知られずに終わった可能性もある。
今となっては『ネヴァーマインド』はこのサウンドで良かったと思いたい。
このネヴァーマインドが全世界で1000万枚以上とあまりに売れたためにバンドの中心人物カート・コバーンが苦悩し皮肉にも不幸な結果になってしまったのが悔やまれる。
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コメント
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はじめまして。
そうですね。かなり90年代をあらわしたアルバムですね。
私が間違っておりました – ニルヴァーナ「ネヴァーマインド」
ギックリちゃんの方は、だいぶマシになってきました。もうフツーの腰痛といった感じです。いま私ルドルフは、いつもどおりに自分のデスクに座ってPCを操作・・・というかこの記事書いています。今回のはホント軽かったです。でも、発症初日(この前の土曜日)はさすがに….
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ルドルフです。最近、ニルヴァーナの良さが何となくわかってきました・・・遅いでしょうか(苦笑)
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いやーいつ良さがわかるってわかりませんよね。
だからなかなか聴かないCDでも処分できません(^^;