T.レックス/ザ・スライダー(T-Rex/THE SLIDER)

2019年8月20日

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T-レックスの全盛期のマーク・ボランの不思議な魅力とトニー・ビスコンティの奇妙なアレンジが冴えまくるアルバム。
ジャケット写真は、ビートルズのリンゴ・スターが撮影。

1. メタル・グルー
2. ミスティック・レディ
3. ロック・オン
4. ザ・スライダー
5. ベイビー・ブーメラン
6. スペースボール・リコチェット
7. ビューイック・マッケイン
8. テレグラム・サム
9. ラビット・ファイター
10. ベイビー・ストレンジ
11. ボールルームス・オブ・マーズ
12. チャリオット・チューグル
13. メイン・マン

『ザ・スライダー』を初めて聴いたのは、高校生の頃で正直言って全然ピンと来なかった。

演奏に派手さは感じないし、アップテンポのナンバーもなくミディアムテンポの曲が中心だったのが面白くなかったのかも知れない。

でも色々な人が良いって言ってるからその内に良さが分かるかなと思ってカセットテープに録音したけどロクに聴かなかった。
大人になって改めて『ザ・スライダー』のCDを買いなおしてみた。

でもやっぱりあんまり聴かなくて代表曲を網羅したベストアルバムの方をよく聴いていた。
あんまり聴かないんだけど、たまに無性に聴きたくなる時がある、そんなアルバムだった。

初めて『ザ・スライダー』を聴いてからだいぶ月日が経過したけど、最近ようやくこのアルバムの分かってきたような気がする。

これまで色々なロックのアルバムを聴いてきたけど、こんなにシンプルで個性的なサウンドのバンドはそうそういない。
マーク・ボランのワンフレーズ聴いたらそれと分かる個性的で魅力にあふれた声と歌い方。

同じくマーク・ボランによるシンプルで切れの良いギターリフ。
トニー・ビスコンティによるストリングスと1度聴いたら忘れられない気持ちの悪いコーラスのアレンジ。

『メタル・グルー』や『テレグラム・サム』のイントロを聴いた時のあのワクワクする感じ。
理屈じゃない感性に訴えかける何かがこのアルバムにはある。

『メタル・グルー』なんてAメロだけで最後までいくのに退屈しない。
この『ザ・スライダー』を聴いてつくづくグラムロックとは何だったんだと思う。

本当に化粧をして演奏をしている以外、T-レックスと他のグラムロッカーには音楽的には統一感はなく、商業的なブームを作るために一緒くたにされたのがアリアリと分かる。

グラムロックとはT-レックスが先頭にいて、その次にデヴィッド・ボウイとロキシー・ミュージック、後はその他大勢。
今となってはそんな感じだ。

それ位、この頃のT-レックスには唯一無二の個性があった。
晩年のボランはもう1度こんなアルバムを作りたかったんじゃないだろうか。

iTunes試聴&ダウンロード
THE SLIDER
T. Rex

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ザ・スライダー収録曲の動画


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