XTC/GO2

This is a COMPACT DISC(レコード時代はLP) COVERという単なる説明文を書いただけの人をナメきったジャケットデザインが有名なXTCのセカンドアルバム。
良い加減でトガっていながら良い加減でポップな仕上がり。
1 メカニック・ダンシング (オー・ウィ・ゴー!)
2 バッテリー・ブライズ (アンディ・ペインツ・ブライアン)
3 バズシティ・トーキング
4 クラウデッド・ルーム
5 ザ・リズム
6 レッド
7 ビータウン
8 ライフ・イズ・グッド・イン・ザ・グリーンハウス
9 ジャンピング・イン・ゴモラ
10 マイ・ウェポン
11 スーパー・タフ
12 アイ・アム・ジ・オーディエンス
13 アー・ユー・レシーヴィング・ミー? <ボーナス・トラック>
バリー・アンドリュース在籍ラストアルバム
この『GO2』発表時期のXTCはキーボードのバリー・アンドリュースとギターのアンディ・パートリッジの変態的かつ攻撃的なコード進行&プレイが持ち味になっており、まさにニューウェーブと呼ぶにふさわしい斬新な音楽性があった。
時には音楽理論を無視した不協和音を交えながらも全体の印象はかなりポップな仕上がりなのが素晴らしい。
スカというよりもレゲエを16ビートにしてパンクに仕上げたような『Crowded Room』、現在のインディーズシーンでも充分通用しそうなスピード感とソリッドな演奏の『アー・ユー・レシーヴィング・ミー?(Are you receiving me?)』等、アンディのギター・カッティングがキレキレな個性的な曲が並ぶ。
この時代のXTCの持ち味は何と言ってもギターとキーボードの掛け合いで『Beatown』なんかはキーボードが入ってないと結構普通のギターポップかも知れない。
アルバム総評
『GO2』には、XTCがデビューアルバムを発表してからわずか9ヶ月で仕上げたスピード感が全体に詰まっている。
デビューアルバムとの違いは、ややアップテンポの曲が減ってポップに聴きやすくなっている点。
アンディ・パートリッジとバリー・アンドリュースが演奏でも曲作りでもケンカをしながら仕上げていくスリリングさはこの時期ならではの魅力がある。
このGO2発表後にキーボードのバリー・アンドリュースは脱退してXTCの音楽性がかなり丸くなり変化していくので前期の前衛的なテクノパンク的なXTCを代表する一枚と言えそうだ。
余談だがバンド名のXTCとはエクスタシーの意味だそうで日本ではやたらとエロ方面で使われているのだった。
ディスカッション
コメント一覧
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はじめまして♪
1,2作を聴いてない僕だけど(ォィォィ)Drums And WiresからNonsuchまでCD持ってます。完璧ではないXTCファンです。
Oranges & Lemons、Black Sea、Skylarkingは大好きだけど他はあまり聴かなくなったなぁ。
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はじめまして!それだけ聴いてたら充分ファンですよw
ただxtcは3作目から大きく変わったので聴いてみたらビックリするかも。
聴いてみる価値はありますよ。