伝説?のジャーマン・ディスコバンド、ジンギスカンのベスト盤。
ジンギスカンって言っても羊の肉じゃないよ洋楽のほうだよ。
オリジナル収録曲に加えてボーナストラックを収録。
- めざせモスクワ
- 家に帰って
- サムライ
- ロッキング・サン
- ディスコ・ドラゴン
- ジンギスカン
- イスラエル
- チャイナ・ボーイ
- 砂漠の国サハラ
- プスタ
- 密告者のテーマ
- ハッチ大作戦
ネタ感満載のジャーマンバンド
もうね、いかがわしさ&うさん臭さ100%のジャケットを見ても彼らはタダモンじゃないですよ。
グループ名が『ジンギスカン』で代表曲も『ジンギスカン』。
なんでもこの曲のために結成されたグループだそうで大変わかりやすい。
そのわかりやすさが日本でもウケて大ヒット!
そう「ジン!ジン!ジンギスカ~ン」の例の一度聴いたら忘れられないフレーズのあの曲。
ところでアルバムジャケットでもテレビ番組でも中央に位置している一番目立つ王冠をかぶってるメンバーは、ただのバックダンサー(フロントダンサー?)で彼は一切歌っていないではないか!女性コーラスはなぜかレオタードだし、色んな意味で斬新なグループだったんだな。
この曲はモーニング娘。の『恋のダンスサイト』の元ネタとなってこれまたヒットしている。
国籍不明の衣装でタイトルも『ジンギスカン』や『モスクワ』とかだったから、今回CDアルバムを購入するまでジンギスカンがドイツのグループってのは知らなかった。
なんかどうりで聴き慣れない妙な語感だったのかと納得。
その妙な語感を利用して『めざせモスクワ』は『恋のマイアヒ』と同様に日本語の空耳ソングとしても知られている。
♪おっさんボートでへいこらほ~、♪大事な一寸法師なくしたりしたら大変よ、♪おっさんですかシャアですか、など妙なフレーズが満載。
『ジンギスカン』で謎の東洋人キャラなのかな?と思わせといて、今度は『めざせモスクワ』なんだから本当に訳分かんない。
で、この曲のメンバーが実際に歌っている動画を見たら真ん中のダンサー以外ダンスがたいしてうまくないって気付いた。
やっぱりこの真ん中にいるダンサーのおっさんは、音楽的には必要なくてもビジュアル的には必要不可欠の存在だったようだ。
4曲目の『ロッキング・サン』は、ちょっとグラムロックのテイストもありながら曲調が急に変わる展開とかが、ちょっとスパークスっぽくて面白い。
この曲では、最初ダンサーのおっさんがほとんど何もしてなくて後ろに座っているだけなのに後半になっていきなり歌い出す展開、めっちゃおもろいな。
結局この王冠かぶったダンサーのおっさんが一番おいしいとこ持ってくんだよな。
グラムロックって言ってもデヴィッド・ボウイとかロキシーミュージックとかのメジャーで知的なA級じゃなく、あくまでもスウィートとかスレイドのB級路線だなこのグループは。
他の曲は、『ジンギスカン』と同様にひたすら同じように「ウッ!ハッ!」のノリで押しまくる曲もあるが、やっぱり『ジンギスカン』のインパクトには到底及ばない。
アルバム総評
とにかく『ジンギスカン』と『めざせモスクワ』この2曲のインパクトがあまりに強すぎるので他にもシンプルに楽しめるディスコソングや結構良い曲もあるんだけど、やっぱりちょっとかすんでしまうのは仕方がないところか。
- リリース 1979年
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コメント
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そうですね。
ちょっとネタがわかる年代がかぎられるかも知れませんね(^^;
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> ドイツのグループ
そう、この頃はドイツ発のディスコソングがかなり蔓延しましたね~
バカラとか(あ、ほか思い出せない・・・汗)
ディスコソングの1ジャンルとして、ミュンヘンディスコだかドイツディスコだかと命名されているくらいです。
私はマイアヒよりモスカウの方が好きですね、お馬鹿度の強いところが。
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>ディスコソングの1ジャンルとして、ミュンヘンディスコだかドイツディスコだかと命名されているくらいです。
へー知らなかったです。
ちょっと興味ありますね。
完成度のマイアヒ、面白さのもすかうってとこですかね。