デヴィッド・ボウイ/ステージ(David Bowie/Stage)

2020年3月14日

スポンサーリンク

キャリアの割りにライブ盤が少ないデヴィッド・ボウイの通産3枚目の2枚組ライブアルバム。
今回の再発によってリマスターされ曲順が演奏順に戻された。

トニー・ヴィスコンティによる当時の情感たっぷりのライーナーノーツがうれしい。

たしか最初のリマスター発売当時は輸入盤が2000円以下でCCCDでなかったので絶対輸入盤を買おう!と思っていたら為替の関係からか3000円前後まで値上がりしてしまったので、どうせ高いのならとトニー・ヴィスコンティの解説訳付きの国内盤を買ってしまった。

メーカーの思うツボですなヽ(`Д´)ノウワァァァン
それにしてもCCCDってのは納得がいかない。
なぜに日本盤ばかりが???

それと帯に『未発表写真多数』って書いてあったけど、たいして写真がなくてがっかり。
さて、このアルバム『ステージ』のどこに価値があるかと言うと大きく言うと3つ。

スポンサーリンク

これまで発表されていたバージョンとの違い

  1. 今まで発売されていたCDは年代順に曲順がぶち切られたが今回初めて本来の演奏順になった。(以前はDisc1がジギー時代からの年代順、Disc2がロウ、ヒーローズ中心だった)
  2. リマスターにより音質が向上した。
  3. 未発表曲の『ビー・マイ・ワイフ』と 『ステイ』が収録させている。

では早速聴いてみよう。

尚、バンドメンバーは、ベルリン時代の製作メンバー、ブライアン・イーノとロバート・フリップはツアーが大嫌いなので参加してもらえずフリップの弟子のエイドリアン・ブリューがバンドメンバーとして加入している。

うむ『ワルシャワの幻想』から始まるのですごく自然に聴ける。
あれ?なんか妙に最近のCDにしちゃ音のボリュームが小さくない?

うーん音質はそんなに良くなったかなと一瞬疑ってしまったけど次の『ヒーローズ』を聴いて見るとドラムのスネアの音の輪郭が以前のCDよりもハッキリ聴こえる!

ボウイのヴォーカルも臨場感があり今までとは違って聴こえるではないか。

70年代のライブアルバムでここまで音が良くなるって結構スゴイかも。
『スピード・オブ・ライフ 』では今までのCDではシンセの音に埋もれ気味だたエイドリアン・ブリューのギターが生き生きとよみがえる。

ディスク1はロウ・ヒーローズのナンバー+ディスコ系の曲が中心に演奏されている。
ディスク:2 は 『5年間』からお約束のジギーナンバー。

ジギー時代とは歌い方もアレンジもだいぶ違うがボウイツアー史上最強と言われるバンドのメンバーにサポートされライブ演奏自体の完成度は非常に高い。

エイドリアン・ブリューは結構好きなギタリストだけど『ジギー・スターダスト』のギターリフが高いポジションでのあまーい音になっているのはミック・ロンソンの粗野で野太い音に慣れてしまった耳にはちょっと違和感がある。

しかし『ステイション・トゥ・ステイション』のイントロの汽車の汽笛に見立てたフィードバック奏法など随所でブリューの素晴らしいプレイが聴ける。
このツアーの映像を観た人からわかるだろうけどブリューは通常ではちょっとありえない変わったギターの弾き方をして視覚でも聴覚でも楽しませてくれる。

未発表曲の2曲のうち『ビー・マイ・ワイフ』は取り立てて良いとは思えなかったが、秀逸は『ステイ』!
オリジナルのバージョンよりもはるかにパワフルでスピード感がありアレンジも練られている。
ステイのライブバージョンはブートも含めてほとんどが良いのだけど、この『ステージ』のバージョンが一番すばらしいと思う。

メンバー全員の高い技術と感性に裏打ちされた見事な演奏でこの次の曲の『TVC15(ワン・ファイヴ)』を含めて70年台半ばのボウイはこんな音楽がやりたかったのだろうなという完成形のように思える。
もともとライブアルバム自体、熱心なファン以外は聴かないと思うのでやっぱりライブの臨場感のあるステージはファンなら買いかなと。

アルバムデータ

  • オリジナルリリース 1977年
  • チャート 英5位 米44位
  • プロデュース トニー・ヴィスコンティ
Itunes試聴&ダウンロード
Stage (2017) [Live] デヴィッド・ボウイ
【おすすめ関連レビュー】
デヴィッド・ボウイCDレビュー一覧
David Bowieデヴィッド・ボウイ/ステイション・トゥ・ステイション
David Bowieデヴィッド・ボウイ/ロウ

デヴィッド・ボウイ/1978年ステージ動画

デヴィッド・ボウイ関連CD/DVD

Station To Station

Star

スポンサーリンク