デヴィッド・ボウイの大回顧展〈DAVID BOWIE is〉に行って来た(2回分)

2020年3月14日

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DAVID BOWIE is

2013年にロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)からスタートしたデヴィッド・ボウイの大回顧展デヴィッド・ボウイ・イズ〈DAVID BOWIE is〉が、トロント、サンパウロ、ベルリン、シカゴ、パリ、メルボルンと巡回して、ついにアジア唯一の開催都市である東京の天王洲 寺田倉庫にやってきた。

日本独自のコンテンツとして北野武、坂本龍一両氏が語る『戦場のメリークリスマス』ブースもあり。
ご存知のとおり、デヴィッド・ボウイは2016年に死去している。

当然ながら、ニューアルバムも出ないし、ツアーが行われる事も永遠にない。
という事は、このデヴィッド・ボウイの大回顧展〈DAVID BOWIE is〉が、リアルタイムで体験出来る最後のボウイイベントであり、今後これ以上ボウイが大きな話題になる事はないだろう。

まだ始まったばかりの2月と終了間際の4月に行ったのでその比較も追記した。

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目次

アクセスと準備

会場は、寺田倉庫。
まず会場に行く手段としては、りんかい線がおすすめ。

天王洲アイル駅に張ってあるポスターを撮影して1階の案内所で見せるとステッカーがもらえる特典がある。

天王洲アイル駅のB2出口から上る途中のポスターには、左に曲がると指示があるので従って進むと山手通りに出るのでそこをさらに左折してしばらく歩いたら会場の寺田倉庫が見えてくる。

表示されている徒歩4分はかなり正確だと思う。
このパネルがお出迎えしてくれるのですぐに分かるはず。

DAVID BOWIE is入口のパネル

敷地内に着くとエレベーターまで案内されて会場入り。
チケットは時間制になっており、2時間区切りになっている。

例えば12時~14時だったらその時間内に会場に入ればOKで入れ替え制ではないので終了までずっといてもOK.
にも関わらず日本人の性なのか時間きっかりに会場入りする人が多いので、ちょうど時間内の中間辺りに会場するのが空いていておすすめ。

それからいったんチケットを切って会場内に入ると再入場は不可となっている。
会場内にはトイレがないので敷地内であらかじめに済ませておこう。

私が行ったのは平日だったのにそれなり結構込んでいた。
多分、ボウイの死後にボウイを初めて知って訪れる人も多いのだろう。
※4月入場時では、この時と比較にならないほど混雑していた。

入場するまでに15分ほど待たされた。
まず展示フロア5階のスタート地点で渡されるのが専用のヘッドフォンとプレイヤー。

これを装着していると展示物の前で自動的に音声が流れる仕組みになっている。
しかし受信感度がやや悪く、再生が遅れたり ノイズが入ったりすることもあった。

※4月の時点では、受信感度がかなり良くなり、ノイズもほぼ無くなっていた。
会場はかなり薄暗く、展示パネルの文字が読みにくい。

しかもブースによっては、逆向きからライトが照らせれているので自分の影も重なってさらに読みにくい。
普通この手の演出をする場合は、展示物や説明に小さなバッグライトを当てるのにそれがないんだよね。

展示ブース内容

STERMAN

ボウイが初めて『スターマン』(アルバムジギー・スターダスト に収録)を披露したイギリスの音楽番組、トップ・オブ・ザ・ポップスを再現したブース。

あのハデハデのジャンプスーツを着て歌った有名な動画のあれだ。
そのハデハデのジャンプスーツが展示してあって、これは現物を見てちょっと「おおっ!」って感じになった。
さすがに時間が経過して少し色あせてはいたが。

その他のステージ衣装

グラムロック時代の衣装は、ボウイは難なく着こなしていたが、実際に見ると驚くほど奇抜なデザインだった。
そして成人男性とは思えないほど細いウエストの細さにも驚かされた。

アースリングの衣装

ボウイがステージで身に着けていた代表的な衣装はほとんど揃えてあるようだった。
会場内は撮影禁止なので画像はオフィシャルサイトから拝借したもの。

楽器・機材類

楽器は衣装に比べてがっかりするほど少なかった。
ギターは12弦ギターとステージで使ったのが1本のみだったかな。

愛用のサックスとか、スターマンの青いアコギとか、ステージでよく弾いていたスタインバーガーとかも期待したけど無かったのは残念。
機材は何と言ってもヒーローズでイーノが使用したシンセサイザーとボウイ自らが演奏したミニ琴。

どちらも現物は信じられないほどチープな作りで本当にこれであの名盤が!?と思ってしまった。

映画ブース

ボウイが出演した映画をダイジェストで流している。
長丁場の中で座ってじっくり見ること出来るのはここと最後のライブスペースのみなので一休みするのに良い場所。

日本独自ブース

ここだけは日本オリジナルブースで『戦場のメリークリスマス』で共演した北野たけしと坂本龍一のインタビュー動画がある。
左チャンネルが坂本、右チャンネルがたけしに振り分けられているが、これが聞き取りにくい。
しかもとなりのライブ演出のブースの音量がデカすぎてさらに聞き取りにくい。

もしかしたら私の片耳が軽い障害があるせいかも知れないが、結局ふたりが何を言っているのか聞き取れないまま諦めて先に進むしかなかった。
※4月来場時では、ライブスペースの音量が調節されて非常に聴き取りやすくなっていた。

おかげで最後までインタビューが聞き取れた。
北野たけしは、音楽にはさほど詳しくないと思うが、彼のボウイ評がかなり的を得ていると感じた。

アッシェズ・トゥ・アッシェズのPV

アルバムスケアリー・モンスターズに収録された『アッシュズ・トゥ・アッシュズ』のPVは、80年代のMTVブームのきっかけとなった映像作品だが、ここでの資料が興味深かった。
ボウイがピエロの衣装を着たイメージイラストを描いて映像監督にイメージを伝えていたのは知っていたけど、実際はコマ割を含めて詳細な絵コンテを書いて指示していたのを初めて知った。

てっきりPVは映像監督にイメージだけ伝えて任せているのだろうと思っていたのだけど、ここまで細かい指示をしていたとは。
やはりボウイにとっては、PVや映像のヴィジュアルも含めて自分の作品なのだと改めて実感し、その類まれな想像力に敬服した。

ライブブース

大画面にボウイの過去のライブ映像が映し出されている。
ただ音量がデカすぎて他のブースまでかなり音が漏れてしまっている。

私が行った時は、左右の映像と音声が逆になっていたけどさすがに直されているだろうか?
それともわざとなのか?(何のために?)

※4月来場時に正面に離れて立つと音声が合うことに気付いた。
もしかすると何らかの修正もあったのかも。

流れていた映像は、ジギー・スターダスト・モーション・ピクチャーののラストとグラス・スパイダー・ツアーでの『Bang Bang』だった。

出口直後のメッセージ

会場を出た直後には、2002年の来日前に日本向けの収録されたハッピーバースデーメッセージが映し出される。
これは日本独自コンテンツだそう。

開催中に誕生日を迎えるラッキーな人にとっては嬉しい動画だろう。
そうでない人は誕生日になったらこの動画を見よう!

ショップスペース

1階には、グッズを販売しているショップとカフェがある。
カフェはぜんぜん興味がないから素通りした。

販売スペースは結構広く、
イメージカラーは、ジギーの髪の色のオレンジに統一されていた。

DAVID BOWIE is会場限定グッズ

何かグッズを購入しようと思っても特に欲しいものが見つからない。
Tシャツのデザインとかメッチャダサいんだもん。

※4月来場時では、グッズが大幅に追加されており、デザインもシンプルで1月よりも多く購入してしまった。

4月に追加されたグッズ

山本寛斎デザインのシャツはさすがにかっこ良いけど、ゼロが一桁違うので断念。
※4月来場時は、特製の湯飲み1500円が追加されていたので購入。

山本寛斎デザイン湯飲み

1月の来場自には、とりあえず記念として会場限定のアナログ盤(1500円)とキーホルダー(500円)を購入した。

会場限定のアナログ盤(1500円)とキーホルダー(500円)

限定グッズの他には、ボウイ関連雑誌などをまとめられている。
去年限定販売されていてプレミア価格で取引されていたオフィシャルブックは、復刻されて会場でも山積みされて販売されており、amazonでも定価で普通に購入出来る。


その他の会場で販売されていてAmazonで入手可能なオフィシャルグッズは、Tシャツがある。
メンズとレディースがあるので、お間違えのないよう。

販売グッズは1月と4月ではかなり入れ替わっていたので2回行ってよかった。

1月にあった会場限定のアナログ盤は、今ではプレミアが付いてメルカリやヤフオクで売られている。

オフィシャルブック は、完売でアマゾンでも再び在庫切れになってしまった。
余計に買っておくべきだったかな・・・

2回分の感想

これだけのボウイ関連グッズが見れるのはおそらく最初で最後の機会なのでやっぱり行って良かった。
手書きの楽譜とか、作曲のメモとかも見れたし。

ダメだしとしては、照明が暗すぎなのとライブ音源の大きさは改善の余地あり。
ただ正直言ってそこまで興奮したり感動するって事はなかった。

分かってはいたけれど、あのボウイと同じ空間と時間を共有したライブの感動と高揚感とはまるで別の美術書や教科書に載っている興味のある画家の個展に行ったような感覚だった。

ボウイ亡き今となっては、そこにあったのは単なる布切れや物体でしかなく、会場のエレベーターを降りる時に「ボウイはついに本当のレジェンドになってしまったんだな」と寂しい気持ちになっていた。

ほとんど全ての展示において問題点が1月よりも4月になって改良されていた。
特にヘッドフォンの感度は格段に良くなっていたと感じた。

開催期間:2017年1月8日〜4月9日
開催時間:〈火・水・木・土・日・祝〉10:00〜20:00 (最終入場19:00)
〈金〉10:00〜21:00 (最終入場20:00)
休館日:毎週月曜日 (但し1/9、3/20、3/27、4/3は除く)
会場:寺田倉庫G1ビル(天王洲)
住所:東京都品川区東品川2-6-10
アクセス(最寄り駅):
東京モノレール「天王洲アイル駅」から徒歩約5分
東京臨海高速鉄道 りんかい線「天王洲アイル駅」から徒歩約4分

デヴィッド・ボウイCDアルバムレビュー一覧

大回顧展を終えて

デヴィッド・ボウイの大回顧展デヴィッド・ボウイ・イズ〈DAVID BOWIE is〉の東京での展示が4月9日に終了した。
アジア唯一の開催となった寺田倉庫G1ビルには3カ月間で約12万人が来場した。

あー終わちゃったっていう脱力感と虚無感が今もまだ残っている。
何回も行った人もいるだろうし、あえて行かなかった人もいるだろうし、距離的に遠かったり、時間がなくて行けなった人もいるだろう。

その中には、どんな内容かもうちょっと詳しく知りたい人もいるかも知れない。
そこで1月と4月の2回行った分のまとめと補足をしておこうと思う。

客層

男女比は同じくらい?外国人も多く、年代もバラバラ。
行く前は、リアルタイムでファンになった50代以上が中心かな?と思っていた。

しかし、意外に若い年代も多かったように感じた。
2回目の来場時に、天王洲アイル駅で、どう見ても20代前半以下の若い女の子同士がステッカーがもらう為にポスターの写真を撮っているのは何だか微笑ましかった。
亡くなった後も新しいファンを獲得し続けているボウイはやっぱり偉大だった。

思えば2004年の日本ツアーでもそれは感じていた。
96年のツアーでは、リアルタイムで聴いていたファンが中心で年齢層は高く、客のほとんどはアンコールになっても座ったままだった。

それが2004年にツアーになったら客層がかなり若返り、1曲目から総立ちだった。
今回の大回顧展でもそれと同じような客層の入れ替わりを感じた。

マスコミも結構取り上げていたし、各分野の第一線でやっているアーティストが追悼コメントをしたりがあったのも効果的だったのかも知れない。

デヴィッド・ボウイの影響力/J-pop 日本カルチャー篇
年代はバラバラだけど、何となくファッションに気を使っている人が多いかな?

会場にいた人達がどれだけボウイの事を知っていて好きなのかは分からないけど、興味があるからここにいるんだっていう一体感は感じていた。
会場でPVを見入っている人は新しいファンか興味本位で来てた人なんだろうな。

年季の入ったファンは何度も見ているから。
何でも有名人も数多く来場していたらしい。

私は展示品に集中していたから、となりに誰がいても多分気付かなかったと思う。

まとめ

当初は、ボウイの生前に開催されたイベントなので追悼の意味は無かったが、日本で開催された時は、ボウイの一周忌となっていたので追悼的な意味でよりインパクトの強いイベントになったと思う。

このDAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展に行くことで弔いが出来た気がしたので、やっぱり東京で開催して良かったし、行けて良かったと思った。

DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展の動画


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